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これが大人のしたことならここまで私の心に残らなかったのでしょうが、中学生が引き起こしたこと-現実でないことはわかっていますが、ありえるようでつらい世の中だなあ、と、ただの推理小説で終わらないところが、さすが宮部みゆき!
いきなりシリーズ2作目から読んでしまいましたので、「今夜は眠れない」も読みます。本書にときどきでてくるので、1作目から読むことをお勧めします。
終章、主人公が直面する、あまりに微妙で、しかし残酷な真実。
ふつうの人間は直視する勇気がなくて、見過ごしてしまうに違いないほど微妙で、並みの人間には受け入れることもできないほど残酷な真実。
だが、雅男クンはその「真実」にきちっと向き合う。
そして島崎クンがみせてくれる、さりげない思いやり。
ああここはやっぱり宮部ワールドなんだと思う。
こんな中学生、いやしないぞ、と30年前に中学生やっていたオジサンは思う。だがしかし、そういう中年男の胸をここまで切なくさせる作者の手腕。
脱帽である。
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