ヤングジャンプの人気漫画「夜王」に続いて、今度は、土田世紀の「ギラギラ」も
ドラマ化決定、ということで、ホストものというのはひとつのジャンルとして既に
漫画や映像の世界だと定着しつつあるような気もする今日この頃。ダークな世界を残酷な
までに活写する新堂さんの新作も「ホストもの」というわけで期待して入手。
主人公の歌舞伎町のNO1ホスト・心(こころ)は、客に無理に高いボトルを
入れさせたり、脅すような乱暴な営業はしない。相手の求めに応じた優しさを
振りまく、誠実な優等生ホストである。恋愛をからめた営業をしたことにより
命を失った父(も、ホストだった)とは違うやり方を大切にしているのだ。
そんな彼の前に現れたのは、手段を選ばない六本木の伝説のホスト・流華。
初日から高いボトルを入れ、派閥を作り、店を支配しそうな勢いでのし上がってくる。
彼は、心の父に恨みがあり、息子である心を痛めつけたくて仕方ないのだった。
そんな流華に調子を狂わされた心は、自分らしさを失い、何かに憑かれたように
金と欲に自分を見失っていく…
面白くて一気に読みましたが、いろいろな偶然が重なったり、脇の女性キャラの
行動がちょっと不自然だったり、ケータイ小説的な安易な部分もところどころ
気になりました。でも、ドラマにして、2人のホストの戦いや、タチの悪いお客、
恋人と仕事の間の葛藤などを派手に描いたらキマりそうなお話でもあります。