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投稿者: みだれ足 (詳しいプロフィールを表示) 江戸期、主要な交通路といえば東海道が有名だが、東京・板橋を経由して碓井峠を経て木曽路を通って京へ入る中山道の重みは、この書を読んで初めて身に浸みる。 自らの思想や哲学に誠実過ぎる、主人公・半蔵の生き方は、明治維新という歴史の波濤に翻弄されて泡のように消え去り、結末は読むものの涙を誘わずには置かない。 しかし、半蔵の理想とその挫折にもかかわらず「すべて山の中」といわれた街道には、今日も荷駄が行き過ぎ、時代は進む。誠実に生きる清清しさとともに、時代と歩まざるを得ない人の運命を感じさせてくれる古典。 続きを読む |
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