『ジャーロ』傑作短編アンソロジー第3弾、クリスマスにちなんだ短篇が7作収録されています。どれもおもしろいのですが、フロストびいきとしてはやはり表題作の『夜明けのフロスト』が嬉しかった! 中編ではありますが、フロスト節炸裂してます。寡作で知られるウィングフィールドだけに、たとえ長編でなくても、フロストに会えるのはほんと、感涙ものです。
他に収録されているのはエドワード・D・ホック「クリスマスツリー殺人事件」、ナンシー・ピカード「Dr.カウチ 大統領を救う」、ダグ・アリン「あの子は誰なの?」、レジナルド・ヒル「お宝の猿」、マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニ「わかちあう季節」、ピーター・ラヴゼイ「殺しのくちづけ」の7編、ほのぼのしていたり、どきりとしたり、クリスマスにこそ読みたいお話ばかりです。
木村仁良さんの解説にあるように「ぜひともこのクリスマス・ミステリー・アンソロジーをクリスマス・プレゼントして親愛なる方々へ、知り合いの方々へ、そして自分自身へ贈ってはいかが」でしょうか? 次のクリスマスにはぜひあの人に♪