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沼に沈みたいと願ってやまない頬白鳥と、
沼を恐れただ沈黙を守る草一と、
そんなふたりに何故か苛立ちを覚える紅於。
その世界の中に、時折立ち込める水蜜桃の甘いにおい。
読みながら、幻想的な夏に引き込まれ、
気づくと沼の底に沈んでしまっているような、
不思議な感覚に囚われることができます。
うだるように暑い、夏の夜に読むのをおすすめします。
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