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夜半の綺羅星 (小学館文庫)
 
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夜半の綺羅星 (小学館文庫) [文庫]

安住 洋子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

老舗の紙問屋の跡取りとして生まれた達造。しかし、祖父、父が相次いで病死。婿に入った継父とは不和。弟妹が生まれ、居場所を失う。子守奉公のおたえとの交流だけが、心の支え。だが、やはり家に居づらく出奔。庶民からは「犬」と疎まれる目明しの下っ引きになるが、持って生まれた真摯さはなくしていない。事件が起こる。仲間の下っ引きが殺されたのだ。犯人を追ううち、実家が火付け盗賊に遭い、一家は惨殺、家は焼失の憂き目に。女中のおたえだけが生き残る。非運にもめげず、闇に潜む悪を追う達造だが…。 裏長屋の住民たちの人情や、下層に生きる仲間たちとの交流を通して、大きく成長していく一人の男の半生を描く、感動の時代小説。前作『しずり雪』の続編とも言える物語。 他、短編「福良雀」を収録。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

老舗の跡取りの達造は、継父との折い合いが悪く、心はすさむばかり。そんな達造の気持が安らぐのは、下働きの奉公に入ってきたおたえとの一時だった。満天の星を見上げながら二人は幼い心を通わせていた―やがて身を持ち崩した達造は家を出て、いまや目明し友蔵の下っ引きとして捕り物に日々を送っている。江戸の町を跳梁する凶暴な盗賊を追ううちに、その魔手は、仲間の命を奪い、ついには実家にも及んできた。そしておたえは…。前作『しずり雪』に続き、庶民の哀感とひたむきさを描いて感動をよぶ本格的時代小説。

登録情報

  • 文庫: 275ページ
  • 出版社: 小学館 (2007/10)
  • ISBN-10: 4094082085
  • ISBN-13: 978-4094082081
  • 発売日: 2007/10
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
連作形式だった「しずり雪」の続編・ほのぼのとさせてくれる圭本。
ぜひ2作をつづけて読んで欲しい。
いまや懐かしい山本周五郎の精神世界と藤沢周平の真面目さ、
さらには宮部みゆきの茶目っ気を併せ持つ作家だ。
当初は読み終わったら売ろうと予定していたが、そっと書棚に格納した。またでるだろう続編を愉しみに……
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
綺羅星な秀作 2010/11/6
By maysuke
形式:単行本
タイトル通り、美しい小説です。ストーリーとしては、多くの人が亡くなりかなり悲惨な場面も出てくるし、主人公もその恋人も決して幸福とは言い難いのですが、美しいと感じるのは、作者の人を見る目が限りなく温かいからだと思います。一見、どうしようも無い人、嫌な人でも、最後の最後の人間として大切なところは失くしていない姿に、心が洗われてくる思いがします。安住さんの作品はどれもそうですが、人の心の動きの描写がとても丁寧。ストーリー構成もしっかりしていて、ちょっとミステリー仕立てなので、ついつい惹きこまれてしまいます。なかなかこういう小説には出会えません。お勧めの一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
時代物です。舞台は江戸。町人もの(そんな分野があるんでしょうか? 

戦乱とか殿様が出て来ないので)

僕は東京にはあまり縁のない人間なので、

両国とか上野とか江戸の地名を出されても

どこやねん?という感じでイメージ的にさっぱり位置関係がつかめないんですが、

めげることなく読み終えられたのはやはりストーリーが面白かった所為でしょう。

それに、物語の立ち上がりがなかなか技ありな切り出し方だと思います。

皆さんはさておき自分としては、案外最初に出て来る登場人物が

主人公という捉え方で読み進める事が多いのですが、

実はその女性の父親が主人公で、主人公の回想で話が進んで行くところに

「おぬし、やるな」と思いました。

小説は最初の数行が命だと言いますが、

ものの見事に最初の数行でこの物語の世界に囚われの身となってしまいました。

またエンディングも絶妙で、釜炊きの茂平のところへ訪ねて来た人物も

具体的な描写がなく、「こいつ、誰なん?」とつい頭をひねらされました。

余韻がしばらく残りました。見事な締めくくりだと思います。
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