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夜半の綺羅星
 
 

夜半の綺羅星 [単行本]

安住 洋子
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

老舗の紙問屋の跡取りとして生まれた達造。しかし、祖父、父が相次いで病死。婿に入った継父とは不和。弟妹が生まれ、居場所を失う。子守奉公のおたえとの交流だけが、心の支え。だが、やはり家に居づらく出奔。庶民からは「犬」と疎まれる目明しの下っ引きになるが、持って生まれた真摯さはなくしていない。事件が起こる。仲間の下っ引きが殺されたのだ。犯人を追ううち、実家が火付け盗賊に遭い、一家は惨殺、家は焼失の憂き目に。女中のおたえだけが生き残る。非運にもめげず、闇に潜む悪を追う達造だが…。 裏長屋の住民たちの人情や、下層に生きる仲間たちとの交流を通して、大きく成長していく一人の男の半生を描く、感動の時代小説。前作『しずり雪』の続編とも言える物語。 他、短編「福良雀」を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

老舗の紙問屋の跡取りとして生まれながら、継父との不和から家出。目明しの下っ引きとなった達造。実家とは、子守奉公のおたえとの交流だけが細いつながりだ。仲間の下っ引きが殺されたことから事件は拡大。闇に潜む悪を追う達造だが、魔の手は、達造の実家にも及ぶ…。江戸の底辺で生きる市井の人々の哀歓や情緒を、情感あふれる文体で描いた、清新で心あたたまる人情時代小説。

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: 小学館 (2005/03)
  • ISBN-10: 4093875588
  • ISBN-13: 978-4093875585
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 548,018位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
連作形式だった「しずり雪」の続編・ほのぼのとさせてくれる圭本。
ぜひ2作をつづけて読んで欲しい。
いまや懐かしい山本周五郎の精神世界と藤沢周平の真面目さ、
さらには宮部みゆきの茶目っ気を併せ持つ作家だ。
当初は読み終わったら売ろうと予定していたが、そっと書棚に格納した。またでるだろう続編を愉しみに……
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綺羅星な秀作 2010/11/6
By maysuke
形式:単行本
タイトル通り、美しい小説です。ストーリーとしては、多くの人が亡くなりかなり悲惨な場面も出てくるし、主人公もその恋人も決して幸福とは言い難いのですが、美しいと感じるのは、作者の人を見る目が限りなく温かいからだと思います。一見、どうしようも無い人、嫌な人でも、最後の最後の人間として大切なところは失くしていない姿に、心が洗われてくる思いがします。安住さんの作品はどれもそうですが、人の心の動きの描写がとても丁寧。ストーリー構成もしっかりしていて、ちょっとミステリー仕立てなので、ついつい惹きこまれてしまいます。なかなかこういう小説には出会えません。お勧めの一冊です。
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形式:単行本
時代物です。舞台は江戸。町人もの(そんな分野があるんでしょうか? 

戦乱とか殿様が出て来ないので)

僕は東京にはあまり縁のない人間なので、

両国とか上野とか江戸の地名を出されても

どこやねん?という感じでイメージ的にさっぱり位置関係がつかめないんですが、

めげることなく読み終えられたのはやはりストーリーが面白かった所為でしょう。

それに、物語の立ち上がりがなかなか技ありな切り出し方だと思います。

皆さんはさておき自分としては、案外最初に出て来る登場人物が

主人公という捉え方で読み進める事が多いのですが、

実はその女性の父親が主人公で、主人公の回想で話が進んで行くところに

「おぬし、やるな」と思いました。

小説は最初の数行が命だと言いますが、

ものの見事に最初の数行でこの物語の世界に囚われの身となってしまいました。

またエンディングも絶妙で、釜炊きの茂平のところへ訪ねて来た人物も

具体的な描写がなく、「こいつ、誰なん?」とつい頭をひねらされました。

余韻がしばらく残りました。見事な締めくくりだと思います。
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