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夜は短し歩けよ乙女
 
 

夜は短し歩けよ乙女 [単行本]

森見 登美彦
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (262件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

鬼才モリミが放つ、キュートでポップな片想いストーリー!
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!

内容(「BOOK」データベースより)

私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

登録情報

  • 単行本: 301ページ
  • 出版社: 角川書店 (2006/11/29)
  • ISBN-10: 4048737449
  • ISBN-13: 978-4048737449
  • 発売日: 2006/11/29
  • 商品の寸法: 20.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (262件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
211 人中、169人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の良さについては多くの方が書かれているので、別の面から書いてみたいと思います。

この独特な文章になじめるかどうかで評価は大きく別れてくるでしょう(これもすでに指摘されている方がいますが)。

わたしはなじめませんでした。

その具体的な箇所をいくつか挙げてみます。

ネタバレ注意。

・・・

私の手なんぞ何の面白みもありません。紅葉饅頭のほうが断然可愛いに違いないのです。 p.22

私は頬が火照るのを感じましたが、それは酔いのためではなく恥じらいのためでした。豆ッ恥、豆ッ恥。 p.47

しかも私が中学生の頃から欲しかった本が、百円玉一枚だとは! お財布への信頼に一抹の翳りある我々にとってはありがたすぎるお話です。ビバ、「ビギナーズラック」。それとも私は古本市巡りの才能があるのかしらん。私の興奮はいやが上にも高まります。 pp.81-82

そして樋口氏から、彼女がその絵本を追い求めて古本市をさまよっていたことを聞いた刹那、「千載一遇の好機がついに訪れた」と直感した。今ここに一発逆転の希望を得て、ついにふたたび起動する私のロマンチック・エンジン。 p.117

なぜ先輩はあんなに驚いたのだろうと私は思いました。私の顔に何かオモシロオカシイものが? p.138

この先どんなオモチロイことが私を待ち受けているのであろうか! と我が興奮が天井知らずに高まるのも宜なるかな。 p.156

もちろん私は普段から精神を研ぎ澄ましているような人間ではありませんが、その「ボーッ」は、「ボーッ」の中の「ボーッ」、「世界ボッーとする選手権」というものがあれば日本代表の座も間違いなしと思われるほどに筋金入りのボーッであったのです。 p.228

・・・

こういう文章に違和感を感じなければ読んで損はしないはずです。

いずれにせよ、購入する前に一度立ち読みしてみてください。

10ページも読めば雰囲気がつかめると思いますので。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:文庫
変わった小説ですね。馴染めなかったとか入っていけなかったと書いている方が何人かいらっしゃいますが、大丈夫。そういう人は、たぶん正常です(笑)。

舞台は京都。古風で大げさな表現を散りばめた文体で、現実とも幻想ともつかない調子の物語がユーモラスに進行する。場面は大きく4つ。先斗町での不思議な宴会騒ぎ。下鴨納涼古本祭りと不気味な闇鍋。大学祭での奇妙な寸劇と騒動。京都を席捲する風邪とフィナーレ。

黒髪の後輩に心を惹かれ、悶々としながら深遠に外堀を埋める努力を続ける先輩。その先輩に、どこで遭っても、「奇遇ですねえ!」という女の子。個性的というより、奇妙と表現した方がふさわしい登場人物たち。不思議に満ちた雰囲気の中で、先輩と乙女の視点がテンポ良く切り替わる。

個人的には、事前の期待があまりに大きかっただけに、正直、そこまでではなかったかな、というのもある。しかし、ストーリーはよく練られているし、ユニークで、なかなか見事な作品である。どこかユーモラスで、読後感もさわやか。それから、表紙の絵は、このお話にぴったりである。
このレビューは参考になりましたか?
56 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sato
形式:単行本
すでに指摘されている方もいらっしゃいますが、この独特の世界観に馴染めるかどうかで

かなり好き嫌いが別れる作品ではないかと思います。

ちなみに私にはちょっと合わなかった…

高い評判を聞いていたので、かなり期待して読んでみたのですが

明治・大正小説のような古風な(ありえない)大学生同士の会話、婉曲な表現…

それがこの作家さんの"味のある文体(世界観)"なのでしょうが、合わない人には合わないと思います。

(逆にハマる人には本当にたまらない作品だと思う)

あと、主人公の「先輩」の行動は男性の恋心を的確に表していて可愛らしいな、と思ったのですが

意中の「彼女」があまりにフワフワした不思議ちゃんなので

やはり男性の書いた小説だなあと、限界を感じました。

(たぶん彼女のフワフワ加減がこの小説の"味"でもあるんでしょうが、

なんだか"男の理想"的な匂いを感じてしまった。

まあファンタジーな恋物語なので、そこに突っ込みを入れるのは野暮かもしれませんが…)

購入を検討される方は、店頭でぱらぱらめくってみて

文体に抵抗を感じるかどうか、チェックしてからの方がよいかも。
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とってもリアルでファンタジック
ファンタジックな内容ですが、とってもリアルという、現実とファンタジーの境界線をゆらゆらする断片が、キラキラとしている。京都に住んだ事のある、しかも学生時代を過ごし... 続きを読む
投稿日: 3日前 投稿者: akary
読了まで三ヶ月…
多数のレビューにある様に馴染めるか馴染めないかなのだと思います。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: DMX
独特の言葉遊びが生む世界観
友人に薦められて読んだが、正直最後まで読むのに苦労した。
山本周五郎賞、本屋大賞2位という価値は分からないが、... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: mash_crosse
ファンタジーチックな展開が面白い
最初は普通の現代小説かと思っていたら、
途中から「あれ!?」と(笑)絶妙な非現実さと乙女の誠実さ、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: ホワイト・ランド
これは彼女のお話でもあり、私のお話でもある
まずアニメ版の『四畳半神話大系』を観て下さい。「まぁ、悪くない」「結構、イケる」などという感想を持たれた方は、小説版の『四畳半神話大系』を読んで、「わたし、この世... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: まさ
いいなあ京大生
好き嫌いが別れそうな本だというのは理解できる。でも、自分のツボには100%ジャ
ストミート。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: ta
こういう類いの作品を「マジックリアリズム」というのなら、私は、ノーサンキューだ
本書で使われているような手法を、「マジックリアリズム」とか、「幻想的リアリズム」というのだそうだ。「非現実と現実との融合」といえば聞こえはいいのだが、私から見れば... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: gl510
まさに鬼才
作者の偉いの知れない得意な力量に圧倒される作品。素直に面白いかどうかと言われると、別にハラハラしながら最後まで固唾をのんで読めるというわけではないので1点マイナス... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: KENZO
独特な世界観
あぁ何と素敵な物語。
本書にはこの言葉が1番相応しいだろう。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 桜
オタクが好きそう
なんかオタクが読む小説(笑)って感じです。
まず文章が稚拙。合う合わないの問題ではなく、ただ作者が稚拙なだけ。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: ななし
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