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夜は千の鈴を鳴らす (光文社文庫)
 
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夜は千の鈴を鳴らす (光文社文庫) [文庫]

島田 荘司
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

JR博多駅に到着した寝台特急〈あさかぜ1号〉の二人用個室から、女性の死体が発見された。彼女は鬼島総業の女社長・鬼島政子で、検死の結果、死因は心不全と判明。だが、前夜、政子が半狂乱になり口走った「列車を停めて、人が死ぬ!ナチが見える」という意味不明の言葉に、捜査一課の吉敷竹史は独自の捜査を開始する。本格推理の鬼才が時刻表を駆使した自信作。

登録情報

  • 文庫: 337ページ
  • 出版社: 光文社 (1992/01)
  • ISBN-10: 4334714536
  • ISBN-13: 978-4334714536
  • 発売日: 1992/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By マティス トップ1000レビュアー
形式:文庫
文庫になってからは記載がないのだが、出版当時のカッパノベルス版の著者のことばで「本書では読者を騙すトリックを仕掛けた。」と堂々と語られていた。この島田氏が読者に仕掛けたトリックを意識して読まないと本作の魅力は半減するのでこれから今作を読まれる方はこの点を意識して読んでもらいたい。はっきり言うと劇中でのトリックは奇想、天を動かすとかと被ってしまっているのでファンならかなり早い段階でネタばれしてしまうと思うが、吉敷刑事の視点でスピーディーに事件が展開していくので全く飽きさせない。
本書の肝の読者に仕掛けたトリックに気づいた時、思わず「ヤラれた!」と思う至福の読書体験が待っているので最後まで心して読んで欲しい。時間軸を超えて同様の事件が起きることを利用した、第三者の視点に移り変わった際のある一文の描写がそれである。この一文だけで「あれ、やはり今までの推理は違うのか?」と混乱してしまうこと必至。だが最後でちゃんと判明するようになっている。
この読者に仕掛けたトリックが分からなかった人はちゃんと理解して読むように!
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形式:文庫
 寝台特急で不審な死を遂げた女社長。外傷もなく一見すればただの心不全とみられるが、同人物が死ぬ前に半狂乱となり叫んだ〈ナチ〉なる
暗号がきわめて意味深長に響くのです。頭のネジがゆるんだ人間の自然死なんかではないと判断した吉敷が捜査に乗りだします。
そんな中、捜査の過程で浮かび上がった引き金と言える過去の迷宮入り事件。この難問に直面しても己の信念を曲げず、明日を信じる吉敷。
そして過去の事件全体を難問たらしめ核となっているトリックを看破したとき、それが未来の自分への贈り物となるのです。
過去の完璧な殺人計画をこえる現代の完璧な殺人方法とは皮肉だ。それを演出してみせた島田の構成力もすごい。死者だけが秘めている
象徴と、生きる者の象徴。そのもどかしくも儚い時間軸と、一歩一歩だが躍動する空間軸を、鉄道という絶妙の舞台効果で連結して繋ぐこと
により徹底してシリアスながらどこか夢幻的な島田ワールドが漂う。やはり構成力の点において圧巻。そうその響きがはまる。圧巻。
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ふつう 2006/8/26
キッズレビュー
形式:文庫
女社長が電車内で憤死。死ぬ前に謎の言葉を残して・・。これも、この女社長の過去が大きく関わっている作品。トリックは「奇想天を動かす」でも見かけたようなものなので、新鮮はなし。地方の小娘の、異常なまでのとかいへの憧れと羨望ってのが美味く表現できてた。こんかいの吉敷は、ホント普通の掲示してるね。いっつも行く先々で、女の子に騒がれたりしてたのに今回はそんなのもなし。けっこう地味な事件。途中にちょっとした叙述トリックがあるから、見逃すな!
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