気軽に読める官能小説と思い読み始めたが、後半から一気にハードバイオレンスへ。
心と心を結ぶ赤い糸と同じように体と体を結ぶ赤い糸があるとはおもしろい。
セックス描写も読みやすく、かつ濃厚で、刺激的でもある。
特別に嗜好の変わった性描写はないのに、これでもかと描かれる性描写が飽きない。
表紙の絵よりはかなり大人の濃厚な表現。
男の視線で男の官能で描かれた作品に思える。
読んでいる時の手軽さだけで、感想など持たないのが、この手の本なのに、
なぜか、この本は「作品」として読んでしまった。
濃厚な性表現とともに生きた1人の男の人生が、おぼろげながら記憶の片隅に
残ってしまうような、それでいてやっぱり官能小説。