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夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)
 
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夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫) [文庫]

北原 亞以子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第39回(2005年) 吉川英治文学賞受賞

内容説明

大人気シリーズ文庫最新刊。吉川賞受賞作 江戸・深川。過去を秘めた心やさしい木戸番小屋夫婦のもとに今日もひっそりとやって来る男たち、女たち。シリーズ第4作・全八話。第39回吉川英治文学賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/6/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062757702
  • ISBN-13: 978-4062757706
  • 発売日: 2007/6/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By アジアの息吹 トップ1000レビュアー
形式:文庫
『深川澪通り』シリーズ四冊目の連作短編集。
そして第39回吉川英治文学賞受賞作。

謎解きの要素はもう殆どない。
普通の人情物のように、男と女の人生の屈託が
すっきり解決されることもない。

深川に棲む、訳アリの木戸番夫婦が、
市井の泡のような心情の吐露に、
ただ耳を傾けるだけの短編が続く。

しかし、その一歩引いた優しい心根に、
読者は涙せざるを得ない。
地味かもしれない。
しかしシリーズ最高傑作である。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
8編からなる、お捨と笑兵衛の界隈に住む人々にまつわる人情話です。
1巻目で泉鏡花文学賞をとり、この4巻目で吉川英治文学賞と再び賞をとったのですが、それだけのことがあり、物語の最後のほうの思わぬ展開に、心をかなり揺さぶられた話がいくつかありました。特に印象深かったのが以下の作品です。

「いのち」
ある出来事に苦しむ人たちに、お捨の言葉が、立ち上がるきっかけをつくります。これほど言葉がいきた物語があっただろうかと思うくらい、結末は本当に見事な話の流れでした。
「ぐず」
気にはなっていても心の奥底にしまっていたことに、ある事がきっかけとなり、やっと行動を起こした女の人の話です。ほろりとさせられる結末で、15年という年月の重さが、最後の文章によく表れていて、希望ある未来の扉を開けたような終わり方で、最終話にふさわしかったです。
他に、「奈落の底」も、長年にわたり凝り固まっていた人の気持ちをほぐした、いい話でした。

文庫本の解説に、この木戸番夫婦のことを、「積極的に手を差し伸べたり、アドバイスをするわけではないが、二人との何気ない会話を通して、自分の進むべき道を切り開いていく」と書かれていましたが、本書の「いのち」は特にそれを感じる作品で、かなり強い印象を残しました。そしてこの解説も、小説の素晴らしさを実に上手く説明していました。
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