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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
静かな余韻が心地よい,
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レビュー対象商品: 夜の光 (単行本)
天文部の4人の男女高校生の物語。それぞれがコードネームを持つスパイ。 相手は自分を追い込むものたち。 それは価値観の押し付けだったり、家族だったり、 孤独だったり、年齢の壁だったり。 そんなものと戦いながら日々過ごす4人のメンバーたちの 熱くも冷ややかかな、 静寂と喧騒の物語。 普段はべったりくっついていないけれど、 一緒にいながら、口を開かなくても 何だか繋がっている、 そんな関係の4人が羨ましくもある。 派手な物語ではない、 静けさが胸に染み入ってくる物語だった。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
淡々としているが、心地よい物語,
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レビュー対象商品: 夜の光 (単行本)
高校の天文部に所属する4人の男女。彼らはみな家庭や学校生活に悩みを抱えており、スパイとして自分を偽って生活している。友達や恋人のように常に一緒にいたりするわけではなく、天文部の観測会で集まるだけの関係なのだが、共にスパイとして戦う仲間同士で信頼を深めていく。スパイというほど大げさなものではないのだが、高校生ならではの汗くさい青春小説というわけではなく、淡々と展開されるストーリーで4人の友情が心地よかった。また、彼らが観測会のときに用意していた食事やコーヒーがおいしそうだった。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
孤独のなか、闘いは続くが……,
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レビュー対象商品: 夜の光 (単行本)
坂木司さんらしい生真面目さが好ましい作品。クールで馴れ合わない高校生4人が主人公の連作短編集。 家庭が戦場の体の彼らには(ひとり、ゲージだけはその限りでないが) 現実に潰されずに生きるには、自分の行く道を自分の手で切り開くため、 闘い続ける必要があった。 スパイとしてそれぞれのミッションをこなす天文部員。 つるまないが、お互いを認め合い、離れて光る星のように 存在しあう。 学園ものらしい小さな謎も各章で絡んで、それぞれのキャラクターが 一章ごとに引き立って読み飽きない。 お互いを理解しあえない家庭の無惨さ。だれかひとりだけの力が突出して 傾き、沈みかけている家の危うさ。 そんなものを背景に、精一杯自分の未来を信じる彼らが眩しかった。 「誰かを特別にするのは、その人を特別だと思う人の存在。」という ことばにじんとする。 まだまだ、潜行中の彼ら。ひそかにエールを贈る。
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