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夜のフロスト (創元推理文庫)
 
 

夜のフロスト (創元推理文庫) [文庫]

R・D・ウィングフィールド , 芹澤 恵
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   フロスト警部が帰ってきた。待ち焦がれていた読者は数知れないだろう。あのだらしなく、口汚く、行き当たりばったりのスケベ警部。いったいどうしているのかと思っていたら、相も変わらぬお姿で元気にご活躍。猛威をふるうインフルエンザにもかからず、ほとんど寝るのも忘れて夜の町をあっちへうろうろするかと思えば、肌もあらわな若妻のピンとおったった乳首に、今にもしゃぶりつきそう。その間にも老女の連続殺人、新聞配達の娘の失踪事件、少女の自殺、ポルノビデオ、そして小うるさいマレット警視の叱責に追いまくられて、フロストは新米巡査部長のギルモアを引き連れ、事件解決に大わらわ。

   でもいつものフロスト警部のこと、一貫した捜査方針などこれっぽっちもない。ただわめいて、走り回って、勘を頼りに強引な捜査を続けるのみ。しかしこいつが犯人だと確信したのもつかの間、強力なアリバイが見つかって、また一からやり直し。だがここでくじけないのがフロストのいいところ。ただし一緒に振り回されるギルモアはたまったものじゃない。奥さんには愛想をつかされ、かぐわしきアフター・シェイブ・ローションは同僚からバカにされ、事件を解決したと思いきや、手柄はほかの刑事のものとなる。上司に恵まれないとひどいことになるという、まさに典型。

   ところが妙なことに、てんやわんやの大騒動もいつしか犯人が捕まってめでたく終了。とても普通では考えられない解決を見るのだから、やっぱりフロスト警部は天才なのか。いや、単に運がよかっただけというのが、真実だろう。『クリスマスのフロスト』(原題『Frost at Christmas』)、 『フロスト日和』(原題『A Touch of Frost』)に続いてのこの作品、大いに楽しんだ。まだ未訳の作品が2つある。早く読みたいものだ。それにしても大手柄は訳者の方。罵詈雑言、エッチ満載のセリフを、実に見事に訳している。ぜひご尊顔を拝したい。(小林章夫)

出版社/著者からの内容紹介

流感が猛威をふるう町に中傷の手紙がばらまかれ、切り裂き犯も老女を襲う。絶体絶命の人手不足の中、ウィルスにも見放されたフロスト警部に打つ手はあるのか? シリーズ既刊は2点ともミステリ・ベスト10第1位に選ばれた、大好評シリーズの第3弾!

登録情報

  • 文庫: 784ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2001/6/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4488291031
  • ISBN-13: 978-4488291037
  • 発売日: 2001/6/8
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By PAL
形式:文庫
 フロスト・シリーズも三冊目ともなれば、もうすっかりおなじみのキャラクターやシーンがいくつも登場する。そういうものを楽しめるかどうかがこの本の印象を左右する。

 とはいえ、これだけ次から次へと事件が起こって、それに――かなり強引とはいえ――最終的にはすべて解決をつけてしまうというのは、このシリーズの特徴だろう。フロストという愛すべき主人公の他にも、デントン警察署のいつもの面々の描き分けもきっちり行われていて読ませる。

 ミステリとしては長い小説だが、最後まで飽きさせずに読ませる。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
1作目の「クリスマスのフロスト」、2作目の「フロスト日和」に続く、3作目。
モジュラー小説(次々いろんな事件がごちゃまぜに立て続けに起こるタイプの推理小説)の決定版。

本作では、流感が流行っていてデントン警察も非常な手不足。
そこにいつも以上に事件がひっきりなしに起こります。

毎回フロストの直属の部下が代わるのも本シリーズの見所ですが、今回は新任の部長刑事ギルモア。
結婚したての上昇志向抜群の若者です。
事あればフロストの失敗をネタにマレットに取り入りそうな彼も、絶望的な手不足の中フロストに手足のように使われます。
睡眠時間もろくろく取れないまま事件解決に奔走していくうちに、フロストとも息があっていくような、いかないような。

絶望的な中、救いになるのがフロストのユーモア(下品なジョーク)。

事件の方も、対マレットも、ますます苛烈に、複雑に、
最後まで気を抜けません。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
既刊2冊も楽しみましたが
これが一番笑えました。

下品で馬鹿馬鹿しい中にも
冷めた人間観察眼なんかも見え隠れして
いろんな角度から楽しめます。

本国イギリスではドラマ化されているそうですが
忠実な映像化は無理ですね。
主人公の汚さなどは小説の中だけで十分です。
(それに俳優がイメージと違うので残念ながら観る気がしない。)

毎回、主人公フロストのもとにつく(つかされる)ワケありの男性達は
フロストとうって変わって
「あ~こんな人いるいる!」っていう感じで興味深い。

推理小説にしては厚いですが
読み始めると一気に読めちゃいます。

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フロスト・シリーズの人気の秘密
実は芹澤恵氏の翻訳によるところが大きいのではないか。... 続きを読む
投稿日: 2005/2/2 投稿者: Booske40
何度読み返しても
犯人も手口も知ってるはずなのに、フロストの世界にどっぷりはまりこみ、間を空けずに読み返しても面白さは増すばかり。... 続きを読む
投稿日: 2004/11/11 投稿者: マリオ
hardはいつ?
次回作がまだ邦訳されないので、読み返しています。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/17 投稿者: yass
面白い
おもろい。読むべし。
警察小説っていうと、なんとなくうさんくさい感じ。
でもね、フロストのキャラは別格です。... 続きを読む
投稿日: 2004/2/11 投稿者: クックロ
いい加減だけど暖かいフロスト
フロスト警部、汚くていい加減で優しくって・・・いい味出してます☆イギリスの片田舎の町で次々と起こる怪奇事件。フロスト警部の前には次から次へと事件が舞い込み、その都... 続きを読む
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