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11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
珠玉のハードボイルド,
By mk - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
作者は私の大のお気に入りで、どの作品も大好きですが、本作「夜にその名を呼べば」が最も好きな作品。舞台は雨の小樽。内容は復讐劇。10年以上前の作品にもかかわらず、古くささが全くありません。僅か半日程度の経過を描いてるに過ぎない核心部分は、緊張感でドキドキするほど。 ドイツ三部作や、最近の警察モノが著名な作者は、起承転結で言えば、「起承転」までの大きな転回に比べ、「結」の部分がやや弱いとこれまで思っていた。しかし、本作はいい意味で裏切られました。 初めて呼んだときの読後感が忘れられません。 廃刊になってしまっていたので、売れ残った本作品がないか、近所の書店を探し回っていました。ヒギンズ作品でさえ廃刊が相次いでいる中、図書館でしか読めなかった本作を復刊したハヤカワの英断に感謝。 一人でも多くの方に読んでいただきたい作品です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
珠玉のサスペンス&ミステリー,
By s字 (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
何気ない描写の中にもの凄いリアリティがあるのは佐々木譲の魅力である。詳しいことは描けないが、このリアルさが冒頭からいきなり物語の中に引き込ませ、最後まで読者は手に汗を握る。2時間スペシャルくらいでテレビドラマ化したら絶対面白いと思う。
5つ星のうち 4.0
小樽の海風を感じるサスペンス!!,
By rinhime (岐阜県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
『警官の血』以来の大好きな作家さんです。新旧の作品を片っ端から読み漁っています。 主人公の神埼は、濡れ衣を着せられ命までも奪われかけて逃亡します。 そして、5年後事件関係者が雨の小樽に呼ばれます。 逃亡までの前半部分には、証拠隠滅を図る企業の闇と人の情!! 事件の起こった町の情景描写が物悲しく主人公の孤独を感じます。 そして、復讐が始まる後半部分は、抑えることの出来ない哀しみの末路に思わず嗚咽。 雨の小樽の情感が漂ってきて、やりきれない感じが増してしまいました。 もう少しだけ輝く時間を注入して欲しかった気もします。
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