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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
涙なしでは読めません!!,
By カスタマー
レビュー対象商品: 夜あけ朝あけ (新潮文庫) (文庫)
貧しいけれど、純粋に、正直に力を合わせて生きる兄弟を童話のようなタッチで描かれています。様々な困難が待ちうけていていて、どんどんストーリーに引き寄せられます。エンディングは涙なしでは読めませんでした。労働の尊さが、知らず知らずに心に響き、自分も頑張ろうと励まされます。読んだ後、心地よさが残りました。是非、皆さんも読んでみてください。
5つ星のうち 5.0
「私は、美しいもの、真実なものの前に泣きます」,
By tomo1943 (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 夜あけ朝あけ (新潮文庫) (文庫)
私が初めてこの本を読んだ年齢を正確には覚えていませんが、少年の日のいつかだったことは確かです。当時は、いわゆる児童文学の一つとして読み、すなおに感動したことを覚えています。年老いてきて読み直した今、この本が、もっと奥深く大きなテーマを蔵していたことに驚いています。近年、「土の文化」の復権とでもいえる動きがあちらこちらに見える気がします。古くから、東西世界で風・火・水・土こそ万物の元といわれてきました。それらの中で、土は、ともすると汚いものとされ、それに依存して成り立つ農業もダサイものなどとされる傾向がありました。毎日、土と共にある農民も、現代の社会では、どんどん減ってきております。 しかし、今、土、農民、そして農業が、生命を育むものとして静かに見直されつつあります。そうした土の尊さ、力強さ、そして恐ろしさなどが、本書からジワジワと見えてきて、それと向き合って生きる農民、それと向き合う農業という労働、さらには労働そのものを見直させられるのです。この本を読むと、それらが、真実の力を備えており、美しい姿を体現していることに気付かされます。 作者、住井すゑさんは、本書のあとがきで、フランソア・ミレーの絵『アンゼラス』『落ち穂拾い』を引いて「私は、美しいもの、真実なものの前に泣きます」と書いています。本書で住井さんは、それら「美しいもの、真実なもの」を見事に描ききったと思います。子どもたちから大人まで、この本により、それらを追体験してほしいと思います。
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