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多文化主義とは何か (文庫クセジュ)
 
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多文化主義とは何か (文庫クセジュ) [単行本]

アンドレア センプリーニ , Andrea Semprini , 三浦 信孝 , 長谷川 秀樹
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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多文化主義とは何か (文庫クセジュ) + 多文化世界 (岩波新書)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

多民族国家アメリカで過熱化した、「差異」共存の思想――多文化主義の歴史背景を解説。PC(政治的な正しさ)が求められる言語使用の問題をはじめ、卓抜な視座をもって語る社会学。

内容(「BOOK」データベースより)

多民族国家アメリカで論争をまきおこした、「差異」共存の思想。多文化主義の歴史背景を、教育、ジェンダー、マイノリティなど、現在の争点を整理し、解説してゆく。PC(政治的な正しさ)が求められる言語使用の問題をはじめ、卓抜な視座で語られた社会学。近代における普遍性と差異の哲学的アポリアに迫る。

登録情報

  • 単行本: 180ページ
  • 出版社: 白水社 (2003/04)
  • ISBN-10: 456005861X
  • ISBN-13: 978-4560058619
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 17.8 x 11.4 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 228,928位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
アメリカにおける多文化主義をめぐる論を紹介しつつ、多文化主義の歴史的意味と思想的背景を概説した書である。著者によれば、多文化主義とは西洋近代の合理主義的知の枠組みを批判する、認識論上の挑戦である。

多文化的認識論は次の4つの主張を柱とする。すなわち1現実とは構築されたものである、2解釈とは主観的なものである、3価値とは相対的なものである、4知とは政治的な現象である、と。
これに対し、単一文化的認識論は、1現実とは人間の表象とは別個に存在する、2現実は言語使用(ランガージュ)とは別個に存在する、3真実とは表象の正確度の問題である、4知とは客観的なものである、の4つの主張を柱としている。
これによって、「普遍主義対相対主義」や「平等対差異」などの難問が出てくるのだ。単なる現象記述的な論に終わらずに、読者に根本問題を提示しているこの部分(第四章)は、本書の中でひときわ輝いている。

著者は、多文化主義は近代性を根本的に問い直すものだという。グローバル化が進む中で、我々も遅かれ早かれ不可避的にこの問題と格闘せねばなるまい。多文化主義に反対するとしても、本書に書かれたことを理解していることは非常に有益であろう。

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形式:単行本
本書は、「Le multiculturalisme」(1997、2000)の全訳である。
フランスの若手社会学者がアメリカの多文化主義の歴史的背景と思想的意味を概説する。多文化主義とは西洋近代に対する文明論的挑戦と言い切る作者はいかにもフランス人らしい、と思ってしまった。

西洋近代を個人を封建的な身分や共同体から解放し、自由で自立的な市民を創造する一方、宗教的権威と結合した王権を打倒し、非宗教的で中立的な政治空間として公共性を確立する一大プロジェクトと定義する箇所に付箋を貼った。多文化主義が西洋列強による植民地体制(内では市民の自由・平等を原理とする民主主義を建設する一方、外では植民地の原住民や従属民を抑圧支配する)の崩壊後に生じ、ポストコロニアルのグローバル時代には維持できないとする意見は大変参考!になった。
訳者はともに大学教員。

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By AA VINE™ メンバー
形式:単行本
大学で卒論に向かうとき、概論として当分野への視野を与えてくれました。
チャールズ・テイラーのことは本書で知りました。ありがとうございます。

翻訳の質が、訳者によってだいぶ違っていて、少し読みにくかったです。個人的には、これまたいくつもの編著を参考にさせていただいた三浦氏に、全て訳出して欲しかったかな、と…。
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