何らかのかたちで多変量解析を勉強したことがあり,それぞれの分析手法を使う目的や結果の解釈が一通り理解できていれば良い本だと思います。この本は一般的な多変量解析の手法はほとんど紹介されていますが,本文の説明はほとんど数式です。ですから,全く多変量解析を目にした事がないような人はたとえ数式を理解する事はできても,分析の内容を理解するのはやや難しいだろうと感じました。
また心理学を専攻している学生で特に因子分析を勉強したいという場合,この本では因子分析についてあまり詳しく書かれていないのでそれのみを目的とするのならやめておいた方が良いです。
でも基本的には多変量解析の学習には欠かせない一冊ではあります。買う時期が問題というだけ。