基本的にロジスティック回帰と比例ハザードモデルを用いた解析の解説です。しかし、両モデルだけの説明だけではなく、サンプルサイズの話、評価変数の話、試験デザインの話という臨床試験に必要な基礎的な概念についても説明してあります。また、SASプログラムの書き方にも触れられていて、「何をやっているのか分からなくならないようにコメントをいれよう」という下りもあります。この本は、著者らが両モデルを使って解析した経験から、多変量解析を用いて臨床研究データを解析するためには知っておいた方が良い知識をいろいろ含めてある本だと思います。多変量解析と聞くと難しそうに思いますが、数式が必要な時には、とても丁寧に、丁寧に導いてありますので、少し我慢すれば数学だけは嫌いという人に 追いかけられると思います。