本書はそのタイトルどおり、外資系企業はどのような設問を通じて
いかなる頭脳の持ち主を求めているのか、そのことを知る貴重な資料。
まず、そのことを念頭に置かれた上で本書を手にしていただきたい。
確かに、一見すると単なる論理系または数学系のパズル本のように見える。
いや、見えるだけでなく実際にその通りとも言える。
しかし、そのような期待から、これを単なる一パズル本として
手にすると、おそらく多くの方が裏切られる。
まず、値段の割に問題が少なくて、しかも大して難易度も高くない。
さらに、他のレビュアーの方が書かれているとおり問題13の答えは間違っている。
もっと突っ込めば、複数の正解の可能性(問題2の(2)など)があることにも
言及していなかったりと、パズル本としては1500円を払う内容であるとは思えない。
これよりも解き応えのある難問良問ぞろいのパズル本が
これよりも安い値段で手に入るからだ。
しかし、外資系企業の面接の場で、このような問題が出題されるという
ひとつの傾向を知る資料を、たった1500円で手にできる方法が他にあろうか。
つまり、この事こそ、この書籍の真の値打ちと言いたい。(※)
そこで、あえて評価するならば、
たった一つの間違いゆえに星ひとつとするのは気が引けるし、
たかが60問の中で大きなミスがひとつあるということも、重い。
何か自分でも腑に落ちないところもあるが、今回は真ん中をとって星3つ。
(※)ただし、このような出題が実際になされるかどうか、
出題される確率がどれほどあるのかは、私の少ない見聞からは判断できる由もない。
つまり、この書籍の真の値打ちという上記に掲げた私の主張は、
非常に根拠の薄いものではある。