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42 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
透徹した生き方,
By jun1958 (名古屋市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 外科医 須磨久善 (単行本)
この作品は医師でもあり、推理小説作家、そして随筆家でもある海堂尊氏がバチスタ手術を日本で初めて行った心臓外科医として有名な須磨久善氏を描いた準ドキュメンタリーです。海堂氏らしく、少々誇張された?と思われる記載があるものの、須磨先生の心臓外科医としてブレのない透徹した生き様を生き生きと描写しています。手術の技量を上げるに当たって、一発で決める、無駄は省くという言葉には目から鱗の落ちる思いでした。外科医はアスリートであり、アーティストであるという部分も先生の足元にも及びませんが、技術系の世界で生きる同じ医師として共感できるものがありました。最終章はやや蛇足の感がありますが、須磨久善という人間を知り、時代の「破境者」として生きる姿には大いに励まされるものがありました。登る山の高さは違いますが、もうしばらく、臨床の一線に立ち、学術活動も可能な限り頑張ろうと思います。医学を目指す人以外でも人間の生き方を考えさせられる良い本だと思います。若い人達には既存の価値観に縛られず、自由な発想と創意で時代を切り開いてもらいたいものです。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
破境者・須磨久善の半生,
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レビュー対象商品: 外科医 須磨久善 (単行本)
本書は日本が世界に誇る心臓外科医・須磨久善が語った半生を,ベストセラー作家・海堂尊が文章化した第1部と海堂から見た須磨を描いた第2部の2部構成から成る作品である.海堂尊としては初のノンフィクション物となるようだ.本書を通じて,須磨久善がどのような道を辿って一流の心臓外科医となりえたのかということがビシビシと伝わってくる.海堂は須磨のことを「破境者」という.海堂によると,破境者とは,古い世界から新しい世界へ足を踏み入れ,その境界線を破壊し,他の人々が新旧の世界を自由に行き来できるようにする人間だという.まさに須磨を形容するに相応しい言葉だと思う.また海堂は須磨に「一流とはどういう人か?」と尋ねているが,須磨の回答が非常に深遠な響きを持っている.その回答とは「一流になるためには,地獄を知り,その上で地獄を忘れなければならない」という.海堂は正直にこの言葉の意味が分からないというが,大多数の人間にとってまったく同感ではなかろうか.これも破境者である須磨が,外科医としてどれほど凄まじい人生を送ってきたかを物語っているといえる. 医者の外科離れが叫ばれる昨今,日本代表の外科医の想いを知ることで,外科医を目指す若者が増えてほしいと切に願う.
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「チーム・バチスタ」のリアリズム,
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レビュー対象商品: 外科医 須磨久善 (単行本)
名だたる外科医がいかにしてその名声を手に入れたのかは、同じ外科医として興味深いところです。須磨先生のバックショットの表紙を見るやすぐに購入してしまいました。 著者はベストセラー「チーム・バチスタの栄光」の作者、海堂尊氏です。 リアルな「チーム・バチスタ」のリーダーであるDr.スマへのオマージュとして本書を書き下ろしたとも言えます。 しかし、心臓外科医須磨久善は既に国手の誉を受けた「現役」の名士でありますが、「伝記」を著すには時期尚早の感があります。 「事実は小説よりも…」という言葉がありますが、ドキュメンタリーとして物足りなさを感じたのは、 私が業界人だったことだけが理由では無いようです。 何より著者自身が度々文中で吐露しています。 外科医の人生の分岐において「何故その道を選択したのか?」については 本人へのインタビューをもってしても解釈しきれない・・・と。 相手が存命の人物であるが故に正確を期そうとするあまり、在り来たりの、 「気を遣った」表現に留めざるを得なかったのでしょうか。 「チーム・バチスタの…」で見せたような大胆な表現は羽をもがれてしまったかのようです。 本書の中でも「作家は詐欺師である」と盛んに謙遜していた作者ですが、その辺の自覚はあったようです。 決して読むに値しないようなものではありませんが、須磨医師の経歴が僥倖だけで成り立っているような (無論そんなことは無いと思いますが)印象を受けかねないストーリー構成です。 もっと泥臭い影を期待していた私には、ややスパイスが足りませんでした。
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5つ星のうち 5.0
息子に読めと勧めた
医師としてしっかりした理念を持つ海堂氏が認めた外科医須磨先生の生き方を紹介していくこの本は... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 野山に囲まれ三郎
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