地方医大出身の新米女医ポン・ダルヒ(イ・ヨウォン)は,他の人よりも数年遅れて念願だった胸部外科研修医となります。
ダルヒは心臓弁に異常があり幼いとき生体弁移植手術を受けていました。そして研修医1年目に症状が悪化して再手術,その時は専門医になる夢を諦めますが,再び夢を求めて二度目の研修医,しかし,激務と事故が重なって又もや体調を崩してしまいます。
休む間もなく押し寄せる患者たちと彼らの死,ダルヒは持ち前の明るさと前向きさで患者たちに正面からぶつかっていきます。
白い巨塔が頭から抜け切らないうちに,又もやメディカルストーリーの秀作に出会いました。
新米女医のポン・ダルヒを中心に,6人の個性的な研修医たちが様々な人間模様を展開します。
患者対医者という図式だけではなく,それを越えた人間としての温かさ,命を救おうとする執念には頭が下がります。
韓ドラですから医療物といっても当然“恋のドラマ”は処方されています。イ・ゴヌク(キム・ミンジュン)の煮え切らない恋,アン・ジュングン(イ・ボムス)の密かにダルヒを好きになっていく様子など,盛りだくさんで楽しいですよ。
患者が次々に亡くなるというシチュエーションは暗い感じに陥るものですが,6人の研修医たちの頑張りで乗り切ることができました。
余談ですが,うちの娘も“大動脈弁閉鎖不全”という病気で,近いうちに手術することになると思います。ですから,ダルヒのことは劇中の他人とは思えないで応援していました。
日本のドラマでは“医龍”の朝田先生,本作ではジュングン先生,こんな先生たちが実在すれば安心してお任せできるんですけどね。
本作は,ドラマを身近に感じすぎて,“ハマった”というのではなく,少々“入れ込みすぎ”てしまいました。