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外国語としての日本語その教え方・学び方 (講談社現代新書)
 
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外国語としての日本語その教え方・学び方 (講談社現代新書) [新書]

佐々木 瑞枝
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ふだん何気なく使っている日本語の意外な横顔。独特のアクセンや敬語、微妙な表現・言葉の使い分けなど、視点を変えると見えてくる日本語再発見の書。

「迷惑の受け身」――次のような場合はどうだろうか。「木村がいびきをかいてね」と「木村にいびきをかかれてね」。前者なら、木村君のいびきを面白がっているのかもしれない。しかし、後者のように受け身形で使った場合には、明らかに「いびきがうるさくて、眠れなかった」とはっきりと、迷惑だった自分の体験を、受け身表現の中に込めている。留学生がこういった会話に、相手の期待通りに反応できない場合、日本人学生は「留学生ってさ、やっぱりカルチャーが違うっていうか。日本語はできても、どこか通じないんですよね」となってしまう。これらは明らかに日本語の問題なのだが、日本人学生自身、何が問題の鍵なのか判断できない場合が多い。「カルチャーが違う」では解決できない、日本語の受け身の問題がそこに潜んでいる。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

ふだん何気なく使っている日本語の意外な横顔。独得のアクセントや敬語、微妙な表現・言葉の使い分けなど、視点を変えると見えてくる日本語発見の書。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (1994/4/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061492004
  • ISBN-13: 978-4061492004
  • 発売日: 1994/4/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
外国人留学生の方の日本語講師を務める著者が、その経験から「日本語を外国語として意識する」必要性を感じ、その教授法の要諦を纏めたもの。また、国語文法の意識下にある「海中に隠れている日本語」の"謎解き"をする由なので、こちらも楽しみである。だが、次の二文の違いを説明出来ないとなると、著者の語学力が少し心配になる。

(a) 手紙を書いています。 (現在進行形)
(b) ドアが開いています。 (状態--「is open」)

「アクセント」の章は、概ね平凡で、「プロミネンス(の概念)は世界共通」等と当たり前の事が書いてある。世代間でアクセントが異なる日本人の問題に話題を拡げる等の工夫が欲しかった。コンピュータが発する音声についても認識不足で、強弱・抑揚・高低を取り入れた音声合成ソフトが既に実用化されている。「動詞」の章は、日本人が意識しない"日本語文法"を紹介していて興味深いが、やはり講義録を引き写しているようで発展性に乏しい。「形容詞と受身」の章は、"形容詞も活用する"点を指摘して読み手をドキッとさせ、更に受動態と連携させる事によって本作では一番新規性があった。「待遇表現」の章は要は敬語の使い方である。日本人でも難しい問題であり、それを短い文章でよく纏めている。この問題を本格的に扱うには一冊必要だろう。「語彙」の章は、和語と漢語と外来語が混在している日本語において、この分量で説明するのはキツイ。

全体として、外国人留学生の方に日本語を教える際の工夫・苦労が経験談に基づき纏められている。講師の方には役に立つ本かもしれないが、「海中に隠れている日本語」の"謎解き"は何処に行ってしまったのだろうか ? それも含め、世代間のギャップが大きくなっている日本語の現状と未来を展望・分析する等の幅広い論考が欲しかった。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By shochan
形式:新書
これから日本語教師を目指そうという人はもちろんだが、言語に興味のある人、自分の日本語に自信のある人は是非読んでみると面白い。外国人留学生に日本語を実際に教えている経験から具体例が語られるので、説得力充分である。個人的には「てフォーム」の話が目新しく興味深かった。言語学者の間で論議の絶えない主語論や助詞「は」と「が」の違いなどについては触れられていないが、著者の考え方に触れてみたい気がする。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaizen #1殿堂
形式:新書
日本語を外国語として勉強する立場にたつと、日本語のことがよく分かることが理解できる。
しばしば、日本語を母語にしない人に日本語について教えようとするときにぶちあたった壁がある。
その壁をどう壊せばよいかがわかった。

ps.
ある言語学の研究会で、「国語」という概念を捨てて、「日本語」という概念で研究すれば、日本語を母語として理解する言語と、日本語を母語としない人が理解する言語とを統一的に理解することが可能なはずだという示唆を受けた。
その示唆の延長線上で、本書を読むと、理解が進んだ。
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