英語圏への出張や赴任でなくても有用な本です。本書は、単に典型的な言い回しを覚えさせるという、よくある「現場用の会話本」ではありません。本書の特徴は、語学面だけでなく、背景知識やアドバイスが非常に詳しく丁寧であることです。反対にいわゆる英文法の解説等はありません。事例中心です。
私は製造業の人間ですが、もはや国内外とも外国人との付き合いなくしては、仕事が成り立たないのが現状です。外国人部下を持ち、彼らを上手にマネージメントし、成果を挙げようと思うと、実際大変な苦労を強いられます。おそらくほとんどの日本人がそうだと思います。
彼らを上手く使いこなすには、異文化への深い理解とコミュニケーション技術が重要です。このような本がかつて存在しなかったことが不思議です。
最後に、本書の初版は2005年ですが、現在は当時以上にグローバル化が進行しています。増補改訂版の出版を期待しております。