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外国人力士はなぜ日本語がうまいのか―あなたに役立つ「ことば習得」のコツ
 
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外国人力士はなぜ日本語がうまいのか―あなたに役立つ「ことば習得」のコツ [単行本]

宮崎 里司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

Amazon.co.jp

   武蔵丸、旭天鵬、旭鷲山、朝青龍―― 日本で活躍する外国人力士を思い浮かべてみると、だれもがやや訥弁(とつべん)ながら、日本語をそつなく使いこなしていることに気づく。とりわけ、モンゴル出身の旭天鵬の日本語は、標準語と関西弁を使い分けることができるほどに流暢(りゅうちょう)だ。どうして、来日した相撲力士は日本語が堪能になるのか。多角的な取材とインタビューによって、その秘密に迫ったのが本書だ。

   力士の日本語上達にはいくつかの要因が絡み合っているようだ。まずは、その強い動機づけ。インタビューの中で朝青龍は、いつまでたっても日本語が話せるようにならないプロ野球の助っ人外国人との違いを「ハングリー精神」だと断言する。確かに弟子の立場から出世していかなければならない外国人力士には通訳など望みようもない。

   相撲部屋を中心とした生活環境も重要な意味をもつ。特に、力士の生活すべての面倒を見る「おかみさん」は格好の日本語教師の役割を果たす。相撲部屋が居を構える下町の人々やタニマチとのつきあいも、日本語鍛錬の場だ。また、力士たちは一様にカラオケ好きで、演歌からJポップスまで丸暗記して歌う。漢字はなんと、番付表で覚えるというから驚きだ。

   著者は、自分の失敗だらけの英語学習体験と照らし合わせながら、外国人力士たちの24時間日本語漬けの生活が言語習得にいかに有効かを解き明かす。力士たちの多くは、日本語を一言も知らずに来日する。辞書もろくにひかないが、それでも日本語を覚えてしまうのだ。こうした自然体の言語習得法に、日本の語学学習を見直すヒントが隠されていそうだ。(成重 寿)

出版社からの内容紹介

「なんでみんな、あんなに上手にしゃべるんだろ?」こんな気持ちを抱いた早稲田大学助教授である著者がその謎に切り込んだ。多くの外国人力士と4人のおかみさんをはじめ角界関係者からの迫真のルポ。そこから得た驚愕の語学学習理論とは?日本人の「英語できない病」にも効くクスリ、ついに登場!!

内容(「BOOK」データベースより)

いざ、外国人力士にインタビューしてみると、著者の予想や仮説とは大きく異なる学習法があることが次々に分かり、まさに目から鱗が落ちる思いであった。そして驚くべきことに、彼らの学習法は、著者が研究課題の一つとしていた、バイリンガル(二言語併用)教育の中のイマージョンプログラムという教授法の理論に見事に合致していたのである。初めのうち、日本語教育関係者にでも、読んでいただければと書きはじめたが、効果的でおもしろい「外国語学習参考書」として、外国語で苦労している日本人を勇気づけられればと考えなおした。特に、外国語学習に興味がある、二、三十代の女性、さらには、外国語教育に関心のある方などに、ぜひ読んでいただきたい。

内容(「MARC」データベースより)

外国人力士はなぜ日本語がうまいのか。モンゴル出身の旭天鵬の日本語修行、モンゴル・アルゼンチン・ブラジル出身力士の学習法などから、「新しい日本語教育」や「元気の出る学習法」を紹介する。

著者 宮崎里司

外国人力士の語学習得法は必ず参考になる この本は、現役外国人力士や、彼らの日本語学習を見守る、相撲部屋の親方、おかみさん、兄弟子、相撲教習所、それにご近所応援団の方々とのインタビューをもとに書かれたものです。力士達のユニークで効果的な日本語習得のメカニズムをわかりやすく解き明かすとともに、 外国語学習で苦しんでいる日本人の方にも

役立つ内容が盛り込まれています。日本語教育の関心のある方だけでなく、広く外国語教育に 興味のある方にもぜひ読んでいただきたいと思います。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮崎 里司
早稲田大学助教授(日本語研究教育センター及び大学院日本語教育研究科)、早稲田大学卒業後、オーストラリアのモナシュ大学で応用言語学博士号取得。研究分野は日本語教育、第二言語習得、学習ストラテジー、接触場面の談話習得過程、バイリンガル教育とイマージョンプログラム、日本語学習者の脳の言語処理過程など。「外国人力士の日本語習得」は最新の学習理論を裏付けるものとして、持ち前の行動力で相撲部屋を中心に多くのインタビュー調査を行った。10年にわたるメルボルンでの生活は研究と教育のためのものだったが、まず著者自身は英語習得という大きな壁にぶつかった。また、日本語を学ぶ学生の習得度合いに個人差が大きいことに気がついた。その結果、外国語習得の最大の成功例は日本にいる外国人力士にあるのではないかという仮説に辿りついた。’97年より早稲田大学の教壇に立つようになり、相撲協会に申請した外国人力士への取材の許可も得られた。これをきっかけに、以来10人の外国人力士や4人のおかみさん(親方夫人)をはじめ、約30人への面会を敢行した。一人の語学の達人を生み出すために、数多くの優秀な日本語教師が支えていることを発見すると同時に、ちゃんこの味が染みるほど日本語に漬け浸す習得法が最新の語学学習理論と一致する、すばらしいヒントに満ちたものだという確信を抱いた。著者の趣味はメルボルン滞在時代に少々かじった社交ダンス。年数回、メルボルンの自宅に帰り家族と過ごすことを楽しみにしている。共編著に「日本語教育と日本語学習:学習ストラテジー論にむけて」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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