日本の外交のあり方を考える上で基礎知識を得るために購入。
現在日本が抱える外交上の課題を一通り網羅しており、無駄なく知識が得られる。
著者は外務省に所属する実務家であり、外交実務からの視点が提供されているのがおもしろい。
政策判断とはどのようなことがというのが、少し理解できる。
日本のスタンスはどうであったか、ということがよく触れられており、参考になる。
安保理決議とは何か、国連軍とは、核問題について、米国や中国にはどう接すべきか、
といったことの問題点がクリアに説明されており、外交を語れるようになる気がする。
著者の提言も具体的で納得させられる。
日本の外交上の貢献についてたびたび触れられている。批判ばかりのテレビや新聞の情報だけでなく、
国際社会での活躍を知ることも大切と感じた。
著者の大学での講義が元になっているらしく、とても良くまとまっていると思う。
昨今の外交に疑問を感じた人は、一読してから投票所にいくのも良いだろう。