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外交〈下〉
 
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外交〈下〉 [単行本]

ヘンリー・A.キッシンジャー , Henry A. Kissinger
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

20世紀を問う、執念のライフワーク。歴史的洞察と外交の実体験が生み出した、アメリカ外交分析の最高傑作。

内容(「MARC」データベースより)

歴史的洞察と外交の実体験が生み出した、アメリカ外交分析の最高傑作。国際関係に決定的な影響力をもつアメリカが、冷戦後の世界において、新しい世界秩序づくりに向けどう対処すべきか。20世紀を問う執念のライフワーク。

登録情報

  • 単行本: 608ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (1996/06)
  • ISBN-10: 4532161908
  • ISBN-13: 978-4532161903
  • 発売日: 1996/06
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 4.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 現代アメリカ国際政治学の巨匠を挙げよと言われれば、多くの人がハンティントンか、このキッシンジャーかを挙げるであろう。
 彼がその博士課程において記した『回復された世界平和』は「力の均衡」と「価値観の共有」という二つの原理こそ世界秩序の安定に必要であると高らかに主張し、彼の名は一躍全世界に知られることになった。

 彼がその生涯の総決算として著したのが『外交』である。これは、自らが発見した上記の二つの原理を分析の軸に置き、17世紀における近代国際政治の誕生から冷戦終焉までの「歴史」を描いた超大作である。

 ただ私はこの本を単純に歴史の本として読むことはお勧め出来ない。キッシンジャーの知識は我々の想像の範囲を超えて重厚であり、その表現は微に入り細に入り、内容は難解である。はっきり言って国際政治の素人に読みこなせるものではない。

 ただ主張は非常に明確である。彼の主張は、歴史を通してそれに「反抗」し続けた、アメリカおよびアメリカ国民に対して向けられている。そして今現在、その主張は世界秩序の安定を担おうとするアメリカに受け容れられ始めているようにも見える。

 最後に述べておきたいことは、キッシンジャーが、私たちが通常イメージする純然たる歴史家や政治学者と言うよりも、ハンティントンと同様に、アメリカの偉大なる戦略思想家と呼ぶに相応しいということである。彼の明晰な思考の過程を追うことが、これからアメリカが、そして世界がどう動いていくのかを知ろうとする方に、大きな道標を与えてくれるに違いない。

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
Massive retaliation policyの背景は。
本著は20世紀米国外交に関する最高傑作。

アリソンの「決定の本質」と合わせて読まれると、
さらに深く考察することができます。

上下巻にわかれており、
ボリュームを多く、それなりの価格となっておりますが
冷戦後の国際政治の枠組みを考える上でも
本著を通じ、20世紀の米国外交を知ることは

大変重要であることは周知の事実であります。

本著のような文献が広く読まれていくことを願ってやみません。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
私はこの本でも指摘されていない巨大な事実を指摘したい。
それは戦後日本がその支配を引き揚げた満洲、朝鮮、台湾で新しい支配者のため民衆が「それまでより」酷い目にあっているということだ。日本から「解放」されたはずのその地で何十万、何百万の現地住民が殺され、餓死している。

東南アジアを観てみよう。日本が敗れた後、植民地宗主国の再征服戦争があった。

これらの事を観るならば大日本帝国がどのような政治勢力と戦ってきたのかが判る。

東京裁判では日米開戦を決定した内閣閣僚がそれゆえ有罪となることも「卑劣な」真珠湾攻撃を計画・実行した海軍軍令部・戦闘部隊の指揮官を有罪にできなかった。

盧溝橋事件についても同様である。

日米開戦を蒋介石、チャーチルが喜んだことはよく知られている。この本にも書かれている様に日米和解案を潰したのは彼らだ。

昭和天皇が「戦争責任」について記者にとわれ「文学的なもの」といってこれに答えなかった。
戦争を望みそのためあらゆる事をやってきた連合国首脳の戦争責任を問う事なく、戦争を一貫して望まなかった昭和天皇に戦争責任を問う。

そのような「戦争責任」とは何を意味するのか?昭和天皇ならずとも返答に窮するだろう。

しかしこの本では日米外交交渉やハル・ノートが出された経緯については書かれていない。書けないのだ。書けば「アメリカの神話」が傷つくからである。彼は断じて歴史家ではない。
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