文句なしに面白い!行き当たりばったりで、視聴率が振るわないと適当に方向転換し、本当は描きたい内容もないという、巷に溢れる昨今のドラマに飽き飽きしている方に、是非ともオススメしたい作品。
脚本がよく出来ていて、グイグイ惹きこまれる。謎、伏線、どんでん返し、テンポが速く一時でも目を離せば、置いていかれそうなほど凝縮に凝縮を重ねた内容に、製作陣の微塵も妥協を許さない気概を感じさせられる。
映像も、相当意識してサスペンス効果を高める絵作りに取り組んでいる。我々が覗き込んでいるような手ブレ映像、暗くダークな画面作り、引きの会話絵から一転アップ多用で焦燥感を煽る等、凄まじく凝っている。暗い画面の時は、ブラウン管ならば見辛いかもしれないが、ハイビジョンならば問題なく視聴できる。
これだけ力の入った作品に、更に特筆するのが役者陣の素晴らしさ。渡部篤郎, 石田ゆり子, 尾野真千子, 片岡礼子, 遠藤憲一, 余貴美子, 石橋凌と名前を並べるだけで、本物感をビンビン感じられるが、それぞれの役者が誰にも食われることなく、存在感を発揮している。特に、渡部はこれ以上ないくらいのはまり役だ。
製作陣には続編も頭にあるようなのだが、是非とも見てみたいと思わせられる。絶対のオススメ作品です。