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夕陽に向って走れ [Blu-ray]
 
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夕陽に向って走れ [Blu-ray]

5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 出演: ロバート・レッドフォード, キャサリン・ロス, ロバート・ブレイク
  • 監督: エイブラハム・ポロンスキー
  • 形式: Color, Subtitled, Widescreen
  • 言語 英語
  • 字幕: 日本語
  • リージョンコード: リージョンA (詳細についてはこちらをご覧ください DVD/Blu-rayの仕様。)
  • 画面サイズ: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • DVD発売日: 2012/05/11
  • 時間: 98 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B0076DL26A
  • EAN: 4988113745215
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 27,053位 (DVDのベストセラーを見る)
  •  カタログ情報、または画像について報告


商品の説明

内容紹介

●巨匠・名優たちが生んだあの名作がブルーレイで蘇る!!
●ロバート・レッドフォード×キャサリン・ロス
病めるアメリカの恥部を鋭くついたアメリカン・ニュー・ウェスタン
●実話を基にアメリカそのものを痛烈に告発したヒューマン・ドラマ

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロス共演によるアメリカンウエスタン。1909年、犯罪者であるネイティブ・アメリカンと白人保安官の対照的な立場を背景に人権問題や権力を描き、アメリカそのものを痛烈に告発したヒューマンドラマ。

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
☆『明日に向かって撃て!』と一見似たようなタイトルだし、出演者もダブっているので、紛らわしいが、これはインディアン実話をベースにした、かなりリアリスティックな作風の不条理ウェスタンである。インディアン保護区の恋人たちを、白人の保安官補が追跡する物語だが、こういう材料を扱うこと自体が【アメリカン・ニューシネマ】時代の象徴的な表れといえよう。1909年。年に一度の祭りに、インディアン青年のウィリー・ボーイ(ロバート・ブレイク)が、インディアン地区に帰ってくる。彼は恋人ローラ(キャサリン・ロス)の父親に、結婚の承認を求めたが反対され、謝って彼を射殺してしまう。こうして若い恋人たちの、辛く苦しい逃避行が始まった。追跡を命じられたのは保安官補のクーパー(ロバート・レッドフォード)と、その一行である。巧みな逃亡に、追跡隊は翻弄されるが、途中でウィリーは、一行の1人を殺してしまい、騒ぎはさらに大きくなる。やがてローラが死体となって発見され、追いつめられたウィリーが殺害したモノと判断された。そして、遂にクーパーはウィリーを発見して無傷のまま捕えようとしたが…。空しい逃亡、虚しい追跡に呆然とするクーパー。岩山での直接対決に、静かなサスペンスが盛り上がった。犯罪者のインディアンと白人の保安官という対照的な立場を背景に、アメリカ社会の恥部、矛盾、人種差別問題、権力を描き、病理的なアメリカ合衆国そのモノを辛辣に告発している。エイブラハム・ポロンスキー監督は、脚本家としてスタートしたお方だが、例の赤狩りの〈ブラックリスト〉にのせられ、20年もの空白を余儀なくされた痛ましい過去を持っている。これが2作目の監督作品である☆。
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5つ星のうち 5.0 ポロンスキーの21年ぶりの監督作 2012/5/12
By s_watanabe トップ50レビュアー
1909年。年1度の祭のためにインディアン居留地に戻って来たウイリー・ボーイ(ロバート・ブレーク)。ローラ(キャサリン・ロス)との結婚を望んでいるが、彼女の父親と兄弟たちに追い払われてしまう。諦めきれないウイリーは、夜、ローラを連れて駈落ちをするが、激昂したローラの父親と揉み合いの末、正当防衛で彼を射殺してしまう。ウイリーとローラは、逃亡を始めるが、町では、保安官クーパー(ロバート・レッドフォード)の指揮の下、追跡隊が組織され…。

1909年に実際に起きた事件を基にしたハリー・ロートンの原作をエイブラハム・ポロンスキーが監督した作品。50年代に赤狩りの犠牲者となった後、フロント(覆面脚本家)を使って『拳銃の報酬 [DVD]』を書いたりしたこともあるものの(その詳しい経緯は、ロバート・ワイズが『Film Noir Reader 3: Interviews With Filmmakers of the Classic Noir Period』のインタビューで語っている)、監督第1作『悪の力 [DVD]』から実に21年ぶりに、ポロンスキーが監督した作品として有名。

よく本作を評する際、「アメリカン・ニューシネマ」であるとか「反西部劇」という形容がされるが(実際、映画史での時期区分的にはそうなるが)、本作は、むしろポロンスキーのパーソナルな思いが詰まった作品と言ったほうが正確なのではないだろうか。西部劇において、不当な扱いを受けて来たインディアンの姿の中に、彼が赤狩りによって奪われた自身の人生への悔恨とアメリカという国への不信といった、パーソナルな思いを重ね合わせたとしても何ら不思議ではない。ウイリーは、ポロンスキーその人の分身なのだ。21年の間にポロンスキーがなめた辛酸と心に溜めた鬱屈が吐き出されたのが本作ということになるだろう。21年の空白を埋めるように、「ポロンスキーはここにいるぞ!」と抑えきれない叫びを発しているかのようだ。

しかし、ポロンスキーは、決して積年の恨み節という感じの作品にはしていない。根底に強い怒りは感じられるものの(度々映し出される、はためくアメリカ国旗が何とも皮肉だ)、その演出は、抑制が効いていて、あくまで透明でどこまでも静謐。時には詩的ですらある。広獏たる西部の風景の中で繰り広げられる儚く悲痛なドラマ(名匠コンラッド・ホールの繊細な撮影が素晴らしい!)は、寂寥感に満ち、嫌が上にも絶望的な方向へと進んで行くが、同時にこの上なく美しい。特に、ウイリーが荒野を走り続ける姿は―その先にあるのは、決して自由などではなく、絶望だけというのが彼自身もわかっていながらも走るしかない―、切なく美しい忘れがたいイメージだ。『大人は判ってくれない [DVD]』のアントワーヌ・ドワネル少年の疾走にも比肩する美しさと言えるだろう。

ウイリーを演じるブレークは、怒り、悲しみ、絶望、鬱屈がないまぜになったウイリーという複雑なキャラクターを好演。静かな演技の中にみせる、微妙ながら雄弁な表現力と表情が素晴らしいかぎりだ。レッドフォードも、心情的にウイリーに同情する保安官(このキャラクターの造形もポロンスキーらしい)を気持ち良さそうに演じている。清廉潔白の法の番人ではなく、暗さを持った人物像(アンチ・ヒーローに近い)は、彼のフィルモグラフィーの中でももっと評価されるべきだ。キャサリン・ロス、スーザン・クラークによる、彼らを取り巻く女性たちの強さと美しさも作品のアクセントになっている。

本Blu-rayは、英Hollywood Classics(北米以外での本作のライセンスを保有している会社)のHDマスターを使ったもの。ツインが、ジェネオン・ユニバーサルに先駆け、独自にライセンスを取って発売した形だ。本作は、北米では、2010年に"Universal Vault Series"のオン・デマンド・DVD-Rという残念な形でしか発売されていないことを考えると、本国に先行してのHD化はまさに快挙。

冒頭クレジット部分だけ、レターボックス画角であるのは残念だが(クレジットの文字が切れないための配慮だろう)、レストアによってキズ、ホコリがきれいに取り除かれ(グレイン=フィルム粒子も取り除かれている)、明るく深みある発色の美しさ、ディテール表現の豊かさといい、これぞHDという高画質だ。2.0chリニアPCMの音声も細やかで明瞭。英語字幕は未収録。かつて日本で発売されていたCICビクターのVHSの画質とは雲泥の差―と言うより全く次元が違う質だ。

特典等が一切ないのが残念だが、本作をこれだけの高画質で堪能出来るというのは、映画ファンにとって何よりの喜びだ。当然星5つ。
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