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夕萩心中 (光文社文庫)
 
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夕萩心中 (光文社文庫) [文庫]

連城 三紀彦
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた…。日本ミステリ史を美しく彩る“花葬”シリーズ三作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

連城 三紀彦
1948年愛知県生まれ。’78年「変調二人羽織」で幻影城新人賞受賞。’81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。’84年には『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞を、『恋文』で直木賞を受賞した。ミステリー、恋愛、ホラーと作品は多彩。’96年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 289ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/06)
  • ISBN-10: 433474267X
  • ISBN-13: 978-4334742676
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 69,633位 (本のベストセラーを見る)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書は、連城三紀彦の初期を代表する<花葬>シリーズ全8編のうちの3編と、ユーモア・ミステリー連作「陽だまり課事件簿」を併録しての復刊である。

まず<花葬>シリーズ3編である。3編が3編ともそれぞれの時代背景が、現代ではなく、明治・大正・昭和初期と絶妙の設定になっていることが大きいと思う。ここからすでに読者は連城三紀彦のフィールドで勝負されているのだ。

そして、世間に知られているうわべの情報が切々とうたわれる。
−女たらしの男に妹を弄ばれた兄の復讐「花緋文字」、
−政治家の妻と書生の道ならぬ恋、そして心中「夕萩心中」、
−報国の情が嵩じた末の軍人の自害「菊の塵」、

実はこれらは、作品でいうと、連城三紀彦ならではの流麗なレトリックの前哨戦とでもいうべき段階で、そこからさらに研ぎ進められて初めて驚くべき真相と、大どんでん返しが見えてくる仕組みになっているのだ。私はいずれもすっかり幻惑されてしまった。
<花葬>シリーズは、「戻り川心中」など、残る5編を加えて全8編、まさに日本のミステリー史上に残る傑作だと思う。

次に「陽だまり課事件簿」の3話だが、ユーモア・ミステリーとされていて、一応登場人物たちが個性的だったり、会話や設定がウイットに富んでいたりしているが、ミステリーとして伏線もしっかりしているし、解決も論理的に纏まっているし、それなりに十分楽しめた。
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形式:単行本
本書は、連城三紀彦の初期を代表する<花葬>シリーズ全8編のうちの3編と、ユーモア・ミステリー連作「陽だまり課事件簿」からなっている。

まず<花葬>シリーズ3編である。3編が3編ともそれぞれの時代背景が、現代ではなく、明治・大正・昭和初期と絶妙の設定になっていることが大きいと思う。ここからすでに読者は連城三紀彦のフィールドで勝負されているのだ。

そして、世間に知られているうわべの情報が切々とうたわれる。
−女たらしの男に妹を弄ばれた兄の復讐「花緋文字」、
−政治家の妻と書生の道ならぬ恋、そして心中「夕萩心中」、
−報国の情が嵩じた末の軍人の自害「菊の塵」。

実はこれらは、作品でいうと、連城三紀彦ならではの流麗なレトリックの前哨戦とでもいうべき段階で、そこからさらに研ぎ進められて初めて驚くべき真相と、大どんでん返しが見えてくる仕組みになっているのだ。私はいずれもすっかり幻惑されてしまった。<花葬>シリーズは、「戻り川心中」など、残る5編を加えて全8編、まさに日本のミステリー史上に残る傑作だと思う。

次に「陽だまり課事件簿」の3話だが、ユーモア・ミステリーとされていて、一応登場人物たちが個性的だったり、会話や設定がウイットに富んでいたりしているが、ミステリーとして伏線もしっかりしているし、解決も論理的に纏まっているし、それなりに十分楽しめた。
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形式:文庫
本書は、連城三紀彦の初期を代表する<花葬>シリーズ全8編のうちの3編と、ユーモア・ミステリー連作「陽だまり課事件簿」からなっている。

まず<花葬>シリーズ3編である。3編が3編ともそれぞれの時代背景が、現代ではなく、明治・大正・昭和初期と絶妙の設定になっていることが大きいと思う。ここからすでに読者は連城三紀彦のフィールドで勝負されているのだ。

そして、世間に知られているうわべの情報が切々とうたわれる。
−女たらしの男に妹を弄ばれた兄の復讐「花緋文字」、
−政治家の妻と書生の道ならぬ恋、そして心中「夕萩心中」、
−報国の情が嵩じた末の軍人の自害「菊の塵」。

実はこれらは、作品でいうと、連城三紀彦ならではの流麗なレトリックの前哨戦とでもいうべき段階で、そこからさらに研ぎ進められて初めて驚くべき真相と、大どんでん返しが見えてくる仕組みになっているのだ。私はいずれもすっかり幻惑されてしまった。<花葬>シリーズは、「戻り川心中」など、残る5編を加えて全8編、まさに日本のミステリー史上に残る傑作だと思う。

次に「陽だまり課事件簿」の3話だが、ユーモア・ミステリーとされていて、一応登場人物たちが個性的だったり、会話や設定がウイットに富んでいたりしているが、ミステリーとして伏線もしっかりしているし、解決も論理的に纏まっているし、それなりに十分楽しめた。
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