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夕暮の緑の光――野呂邦暢随筆選 《大人の本棚》
 
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夕暮の緑の光――野呂邦暢随筆選 《大人の本棚》 [単行本]

野呂 邦暢 , 岡崎 武志
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

「一番大事なことから書く。
それは、野呂邦暢が小説の名手であるとともに、
随筆の名手でもあったということだ。
……ちょっとした身辺雑記を書く場合でも、
ことばを選ぶ厳しさと端正なたたずまいを感じさせる文体に揺るぎはなかった。
ある意味では、寛いでいたからこそ、
生来の作家としての資質がはっきり出たとも言えるのである」
(岡崎武志「解説」)

1980年5月7日に42歳の若さで急逝した諫早の作家野呂邦暢。
故郷の水と緑と光を愛し、
詩情溢れる、静かな激しさを秘めた文章を紡ぎ続けた。
この稀有な作家の魅力を一望する随筆57編を収録。

内容(「BOOK」データベースより)

端正な文体に秘めた人生への熱い思い。行間からほとばしる故郷九州の光と風。42歳で急逝、没後30年を経て再評価高まる作家の濃密な文業をここに贈る。

登録情報

  • 単行本: 240ページ
  • 出版社: みすず書房 (2010/4/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4622080818
  • ISBN-13: 978-4622080817
  • 発売日: 2010/4/24
  • 商品の寸法: 19.4 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 225,000位 (本のベストセラーを見る)
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18 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
野呂邦暢という作家の名前は知らなかったのだが、たまたま「小さな町にて」の
書評を読むことがあり、よかったのでこの本を手に取った。
この本は「王国そして地図」「古い革張椅子」「小さな町にて」の三冊の随筆集と
単行本未収録の随筆から、編者の好みで主に古本に関するものを中心に編まれた
随筆集だ。

著者の随筆は速く読み飛ばして読むものではない。じっくりと選りすぐりながら
言葉を紡ぎ出す息づかいのようなものが感じられる文章なので、その速さで
じっくりと読んでいくのが自然でいい。

本、音楽、友、絵・・・静かに書かれているが、好きなものに対する熱い気持ちが
底の方に感じられる。この温度感もとても気持ちがいい。筆写したくなった。

小説もぜひ読んでみたいと思う。それにしても、入手困難な本ばかりのようで
とても残念。今年はこの本の他一冊復刊されたそうだけれど、他の本も復刊
して欲しい。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:単行本
限りなく透明な文章。ゆったりとたゆたう時間。野呂邦暢の文に接する時に、特に随筆を読む時いつもこのような想いに誘われる。でも多分、彼の描く諫早の町の風景はどこにもない町、野呂の心の中だけにある異空間だ。私たちはただ虚心に入っていくだけだ。我が身をゆだねて……。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
編者にも感謝 2011/8/15
形式:単行本
野呂さんの本を読むのは初めて。1937年生まれというから、詩人の清水哲男さんと同じくらいの年回り。そして70年代に評価されながら80年に急逝というから、一番氏が活躍されていた頃は、こちらは現代詩や合州国のモダニズム文学に溺れていた頃で読まずじまいだった。
仕事体験、苦労話、郷里の話、古本屋さんや自作をめぐる話。どれをとっても乾いた光がたたえられていて、湿っぽさもなく、心地よいままにこちらの心が救われていくようなところがある。
あれっと思ったのは、編者の岡崎さんが10年以上前から「すごくいい」と騒ぎ続け、近年再評価にいたった佐藤泰志さんとの共通点のようなものが感じられたから。どちらも郷里にこだわり、さまざまな仕事をし、水分をたたえたような光を放つ作風で、貧しさからみみっちくなるところがない矜持をも感じさせてくれる。岡崎さん、また「鉱山」掘り当てちゃったなと、その愛情深さとセンスにも感謝。
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