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夕凪の街 桜の国 (双葉文庫)
 
 

夕凪の街 桜の国 (双葉文庫) [文庫]

こうの 史代
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (320件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

昭和三十年、灼熱の閃光が放たれた時から十年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れた。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか…。著者渾身の問題作。第9回手塚治虫文化賞新生賞・第8回文化庁メディア芸術祭大賞を受賞。

内容(「BOOK」データベースより)

昭和三十年。灼熱の閃光が放たれた時から十年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の魂が大きく揺れた。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか…。著者渾身の問題作。第9回手塚治虫文化賞新生賞・第8回文化庁メディア芸術祭大賞を受賞。

登録情報

  • 文庫: 98ページ
  • 出版社: 双葉社 (2008/4/10)
  • ISBN-10: 4575713430
  • ISBN-13: 978-4575713435
  • 発売日: 2008/4/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (320件のカスタマーレビュー)
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197 人中、192人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 世の中に差し出してくれてありがとう, 2004/11/10
レビュー対象商品: 夕凪の街桜の国 (コミック)
コンビニでふと手にとって立ち読みを始めたら動けなくなってしまい
その場で泣いてしまう前に慌てて本を買って帰りました。

物語については、多くは語れません。
いつまでもひっそりと自分の胸の中で育んでいたい…
そんな気持ちになりました。
でも出来るだけたくさんの人に読んでもらいたい物語です。

こうの史代さんと同じ頃に広島(市外ですが)に生まれた私、
「あとがき」に書かれていた思いには共感しきりでした。
広島で平和教育を受けつつ、できれば避けて通ろうとしていた事、
「うしろめたさのようなもの」(=原爆のこと)を
こんなにも切なく哀しく、でもゆるぎなく強くやさしい物語に変えて
世の中に(こんな今の世の中に)差し出してくれるなんて…
こうのさんの力量や努力や誠実さに拍手です。そして感謝します。

ただちょっと口惜しさもアリ…かも(笑)
同時代の広島人として、私も私なりに
「うしろめたさのようなもの」に落とし前をつけないと
いけないなあ…と、思ったりもしたのでした。

あと蛇足ですが
広島弁の女性がこんなにかわいらしく感じられたのは初めてでした。

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96 人中、92人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 それから…, 2005/5/22
レビュー対象商品: 夕凪の街桜の国 (コミック)
私は広島生まれなので、小さなころから、8月になると
戦争映画や被爆者の方の講演会・劇団のお芝居等、
原爆の恐ろしさを知る教育を、有無をいわさず叩き込まれてきたように
思います。
子供ながらにそれが悲惨だ、というのは理解していたのですが、
しかし、自分が見た事のない次元での恐ろしさというのは
結局小さなトラウマになってしまい、義務教育・高校過程を終えてからは、
自らその機会をつくることはありませんでした。

今回、この本を買ったのは、ずばり表紙買い。
淡い感じの彩色、上を見上げ歩く主人公がとても印象的で、
思わずレジへと足を進めました。
しかし、内容を見ずに買ってしまった私は購入後パラパラっと
見た中身に読む事を放棄。
それから数カ月後ー…
電車広告等でこの本が騒がれているのを知り、再びページを
開いてみることに。。。
すると私がこれまで見た映画や演劇・聞いたお話のどれよりも
印象に残る『ヒロシマ』の物語に、思わず涙がこぼれました。
感動だとか、悲しいだとか、それはどの感情にも
あてはまることない涙だと思います。
小さい頃、耳を塞ぎ、目を背け、なるべく早く忘れようと
家路を急いだ事も、その後原爆という一つの歴史を敬遠して来た事も
何て浅はかだったんだ…という深い後悔が生まれました。
是非多くの人に読んでほしい1冊です。
戦争を経験した事のない世代には特に。
おススメです。

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135 人中、128人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 男53歳 被爆二世(川崎市), 2007/7/1
レビュー対象商品: 夕凪の街桜の国 (コミック)
 「夕凪の街」では、原爆の惨禍の中で生き残った被爆者の苦悩や思い、「桜の国」では、自分のルーツや社会的立場を見つめ直す被爆二世を中心に描かれている。被爆二世と言っても健康状態や置かれている立場、考え方等は様々であり、偏見を与えることなく描写することは大変難しいと思われるが、この作品では、多くの被爆二世に共通するであろう悩みや問題が、主人公 七波の様々な思いや心のゆれを中心に的確に描かれている。物語は被爆二世が受ける結婚差別にも触れている。描き方によっては差別の助長につながりかねないが、そこは、被爆二世である凪生の恋人 東子を含め、問題にきちんと向き合い、乗り越えていく主人公達の姿を描くことで、しっかりフォローされている。
 東子は両親に凪生との交際を反対されるが、広島の平和資料館を訪れ、被爆者問題への理解を深め、認識を新たにしながら、凪生への愛を貫く決意を固めていく。
 21年前(結婚する前)、妻と広島を旅し、平和資料館も訪れた。被爆者、被爆二世の問題を理解し、納得した上で結婚してほしかったから…。この作品を読んでいたら、その時の記憶が鮮やかによみがえってきた。あの時の妻は、きっとこの作品の中の東子そのものだったのだろうと思う。
 一般の人にとっても、被爆二世にとっても、被爆者、被爆二世の問題、…核、核兵器の問題を改めて見つめ直し、向き合っていくきっかけになる、大変すぐれた作品だ。
 
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