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夏至南風(カーチィベイ)
  

夏至南風(カーチィベイ) [単行本]

長野 まゆみ
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,223 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくにはわからない。その夏のあいだ碧夏がどこに連れ去られ、彼の身に何が起こったのか。海藍地に広がる腐爛したネットワーク。南風が運んでくる少年たちの死体。長野まゆみのニュー・ワールド。

登録情報

  • 単行本: 172ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1993/06)
  • ISBN-10: 4309008437
  • ISBN-13: 978-4309008431
  • 発売日: 1993/06
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 922,058位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
カーチィベイ 2003/7/31
By minae
形式:文庫
気だるく、うだるような蒸し暑さ。
食べ物も腐ってしまう夏至南風が吹く季節の話。
クーランと弟の緑(ルウ)が、礼拝の帰りに裏で少年の遺体を発見するところから謎が始まる。
 
 聞くことも喋ることもやめてしまった少年、クーランの立場から描かれているためか、
酷いことも無機質に無感情にさらっと感じさせてしまう長野さんはすごい。

 夏至南風は暑さとともに人間のベールを剥がし、世界を露にする効果がある。
 
圧倒されながらも情景が心に滲みる作品だ。暑い夏に読みたい。

このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
残酷な美しさ 2005/10/6
形式:文庫
南国の、イメージとしてはベトナムか。熱い南風が、果物や野菜ばかりか肉体までも腐敗させていく。完璧な美をもつビーシアの、なんという結末。人を人とも思わずむごい目に合わせて楽しそうに哂っていたビーシア。「君なんか誰も愛さないよ。そして、君も誰をも愛しはしない。」そう言い放ったクーラン。自分を嫌悪し、美しい人をも嫌悪する。しかし、その人が変わり果てて目の前に現れたとき…。
ごみごみとしたスラム、不衛生極まりない港町、そこでレイプされる少年たち。しかし、それは日常茶飯事。ビーシアは、ほぼ間違いなく情性欠如のサイコパスだと思う。ただ、この作品全体を流れる雰囲気…生きるのが容易ではないのに生きることにどこか真摯ではないという気配のなかで、ビーシアはこれ以外の人格ではありえない、と思う。
今まで読んだ長野作品の中では、かなり好きな話ではある。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ei
形式:単行本
クーランという少年とビーシアの1夏の話・・・
蒸し暑い日々をとても綺麗に描いていると思う。読み終えてもまだモヤモヤとしたものが残り何か心残りがある作品。色々な謎が残り時々思い返してしまう・・・
そんな不思議な感じのする話。
このレビューは参考になりましたか?

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