夏目はある日、カイという名前の少年と出会う。どういうわけかカイは妖に狙われているよらしい。妖が見えるカイにかっての自分を重ねた夏目はカイを守ろうとするが――
1話毎に様々な妖と関わる読みきり形式で進んできた夏目ですが、この巻の話は連続物となっております。しかし一冊の中に一つのエピソードを完全収録していますので、続きは次の巻でということはありません。今までの巻のように色んな出会いや別れが沢山あるということは無いですが、今回の話は読みきり形式や前後編では出来ない展開です。
またこの巻では友人帳を使って名前を返す場面がありません。レイコさん絡みではなく、純粋に夏目自身が妖に関わっている巻でもあります。妖とも人とも関わるのがどこか不器用な夏目。どちらも大切だと思えるようになった彼が出す答えは?
特別編として子狐の妖が夏目に会いにいくお話や、ヒノエとレイコの出会いを描いたお話が収録。また読みきりで『まなびやの隅』が収録されています。先生を好きになった女子生徒が主人公のお話。主人公の切ない気持ちが伝わり、先生の一挙一動にドキドキしました。時間に余裕がある時に、ゆっくりと味わって欲しい内容です。