夏目友人帳13巻、そしてアニメ四期おめでとうございます!
今回は夏目と「ふたり」が印象的なお話の詰まった巻でした。
夏目と、名取さんと的場さん。
そして、夏目と、西村くんと北本くん。
前エピソードとして描かれている名取さんのお話が、
続く的場さんとのお話と対比されている気がして印象的でした。
同じように妖から呪いの類を受けていて、
同じように祓い屋をしていて、同じように式を連れているのに。
番外編ふたつ、初期の夏目を西村くんと北本くんの視点で見た話。
夏目は変わったなって思える話でした。
そして、西村くんと北本くんは、変わらずにいてくれています。
柱やあとがきで語られている描かれ方が「まさに!」という感じです。
見慣れないスーツ姿は格好良いし、
夏目と先生を結ぶものが「友人帳」という存在で、
それは契約ではないのだと言い放つ夏目の凛とした在り方、
すべてが読み応え十分でした。
「友人帳」がその名の通り友人たちの名前を集めた帳面で、
それを返すことで訪れる妖との出会いと別れの繰り返しがすべてだと思っていたけれど、
そうではないのだと分かった一冊です。
思えばもしや友人帳が手元から無くなってしまったら、
それは最初に出会った「夏目の」友人との最後の別れになるんだなと、
なんとなく考えてしまっては、長く続く物語になってほしいと祈るばかりです。