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では、では、今回の「夏目友人帳」ですが、主人公・夏目貴志少年は、
1妖怪が見えるがゆえ、周囲にとって浮いた存在です。
2家族がなく親戚の家を転々として来ました。
1、2の要素ゆえ、「うそつき」「寂しい子」「変な奴」といのが周りの評価です。
そんな夏目少年が、ある妖怪の結界を解き、祖母の形見「友人帳」を狙う、
ニャンコ先生と、契約を交わします。曰く「妖怪に名を返し自由にしよう。もし、自分が途中で命を落としたら、ニャンコ先生に、この友人帳を渡す」と。
これが、この物語の始まりです。
妖怪を設定にした漫画は確かによく有ります。しかし、そこは、緑川ワールド。「人は誰も彼女を分からなかった 彼女はいつもひとりだった」祖母をそう見ていた、ニャンコ先生。そして、現在、そうである貴志少年。この二人が組んで、妖怪に名を返すシーン・エピソードに、妖怪と人間の「一瞬の理解」そして、「一瞬の幸福」があるのです。
丁寧なエピソードが込められた、妖怪少女漫画。絵に好みは有るかとは思われますが、個人的には、読んで欲しい作家さんの新作です。切なさだけではなく、作品内にある言葉のように、どんなに孤独でも「懸命に生きる姿が好きだよ。」と、森羅万象の存在を祝福したくなります。
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