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夏期休暇 (長野まゆみEarly Works少年万華鏡)
 
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夏期休暇 (長野まゆみEarly Works少年万華鏡) [単行本]

長野 まゆみ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,470 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「きっと、兄はあの帽子を持って来てくれる。」―千波矢が初めて兄の幻影と出逢ったのは、一羽の鳶の比翼が岬の空家の庭から帽子を舞い上げた夏の一日だった。空家に住み始めた少年や仔犬との交流を描く長野ワールド書き下ろし作品。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「MARC」データベースより)

あの日、海に消えた帽子を、約束どおりもってきたよ…。表題作をはじめ、「詩篇カレイドスカフ 4」を併録。単行本化されなかった幻の初期作品が甦る、デビュー10周年企画第4弾。

登録情報

  • 単行本: 150ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1998/12)
  • ISBN-10: 430962104X
  • ISBN-13: 978-4309621043
  • 発売日: 1998/12
  • 商品の寸法: 19.8 x 13.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
舞台は岬の連なる、海辺の小さな町。

褐色の肌を持つ泳ぎの得意な少年・千波矢は、毎日のように、自分だけの秘密の飛び込み台に向かう。

彼の心の中には、幼い頃住んでいた筈の洋館と、儚げな優しい兄の記憶がある。

元気な姉達に囲まれて育ち、窮屈な思いを抱えていた少年・葵は、夏の間、岬にある洋館へとやってくる。

そこで出会ったのは、いつも不機嫌な顔をした千波矢と、自分と同じ名を持つ儚げな少年。

千波矢が待ち続ける兄は、本当にいるのだろうか。

あの日飛ばした帽子は、戻ってくるのだろうか…。

二人の対照的な少年と、兄の幻影、静かに思い出されてゆく過去のあの日。

眩しい太陽の煌めきに、どこまでも青い海と空。

少年の成長と友情・夏と犬と秘密基地という、懐かしさを感じさせる普遍的なテーマに、心の奥に封じ込めてあった記憶の謎が絡み、切ないラストへと流れてゆく。

夏の爽やかな風とひとつの季節の終わりまでを肌に感じさせてくれるような文章が素晴らしい。

その後どうなったのかがとても気になる驚きの結末で、眩しく切なく、いつまでも心に残る物語。

少年をテーマに取り上げ、様々な代表作を持つ長野まゆみさんの初期作品でありながら、個人的には一番の名作だと思っている作品です。

夏に読みたい一作ですね。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ハマります。 2002/3/28
By カスタマー
形式:文庫
長野さんの作品は大好きでどの本でも不思議とすらすら読めてしまうんです。この作品も長野さんらしさが随所にもりこまれていてとても読みやすくなっています。透明感のある少年たち、海の冷たく透き通ったかんじ、これはもう長野さんの作品以外では味わえません。味わいたければ読むべし、ですね。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
不穏な夏休み 2004/5/21
By 晴虫
形式:文庫
長野作品の中では地味な存在だけど、実は傑作だと思う。

登場する子どもたちは、複雑な胸のうちを抱えながら、それぞれ真剣に生きている。そういえば子どもの頃って、毎日が真剣勝負だった。少年たちの不器用な交流に心が和むし、お互いを想う兄弟の姿はせつない。でも甘い感じがしないのは、孤独を安易に共有しようなんて誰も考えていないからかな。

「兄」の謎が解けてからラストまで、ずっと胸が痛かった。
やたらに可愛い犬が出てくるのも高ポイント。

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