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夏帽子 (河出文庫―文芸COLLECTION)
 
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夏帽子 (河出文庫―文芸COLLECTION) [文庫]

長野 まゆみ
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね……紺野先生は臨時の理科教師。白い夏帽子に旅行鞄。行く先々の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、不思議な世界をかいま見る。傑作、遂に文庫化!

内容(「BOOK」データベースより)

先生、今度は何処の学校へ行くのだろうね…紺野先生は臨時の理科教師。白い夏帽子に旅行鞄。任地の学校の生徒たちは、先生が駆使する言葉の魔法に誘われ、不思議な世界をかいま見る。長野ワールドのエッセンスがつまった傑作。

登録情報

  • 文庫: 154ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2003/10)
  • ISBN-10: 4309407048
  • ISBN-13: 978-4309407043
  • 発売日: 2003/10
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 蒼威
形式:文庫
長野まゆみの本は結構読んでます。そのきっかけになったのがコレで。確か中3の時の国語の教科書にちょっとのってたのです。で、何となく文にひかれて他の長野まゆみの本を読んで、つい先日ようやくきっかけとなったこの「夏帽子」を読みもうした。
この人の本が好きな理由。一つが文章の書き方。言葉や漢字の選び方が素晴らしくぴったりくる。そしてどことなく漂う耽美で幻想的な空気。どことなく宮沢賢治に通ずるものを感じることもありますな。
白い夏帽子に旅行鞄。ひと夏限りの理科教師、紺野先生が様々な学校に赴任していく。そのそれぞれの学校での生徒たちとのふれあいを描いたのがこの物語。といっても、ただの学校の話では勿論ない。ちょっと風変わりな授業をする紺野先生は、時々自分も不思議の世界に迷い込む。ないはずのレストランに行ったり、子狐にだまされてみたり。それを微笑んで受け入れる紺野先生にひかれていくのだ。
私こういう先生大好きだなぁ。理科教えてほしいもん。一緒に植物採集とか鉱石の観察とかしたい。理科の知識だけじゃなくて、大きな財産をえられると思う。
長野まゆみ作品に登場する少年は、みんなどこか儚くて透明でそれでいて危なげな空気を持っている。そこが「少年」って感じなんだな(惚)。
とにかくどこまでも独特。それは他の作品にも言えることだし。ただ少々難解でもある。正直言ってこの「夏帽子」は他の長野まゆみ作品を思って身構えていた私が拍子抜けする程読みやすかったけれど。む、だからこれは長野まゆみ入門としてオススメやもしれません。
幻想的なオハナシが好きな方、特に女性ですね。そういう方にオススメします。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
夏帽子がトレードマークの紺野先生は、理科の臨時講師。

先生が訪れるさまざまな土地、学校での、少し不思議で懐かしい短篇集。

一話一話がものすごく短いので、時間をかけてじっくり少しずつ読みました。

紺野先生が訪れるさまざまな土地の美しさや、その地独自の子供たち。

そこにとけ込んでいくけれど、踏み込みすぎることはしない先生。

美しくて優しいお話ばかりで、すーっと気持ちいい気分にさせてくれます。

どれもそれぞれにいい味を出しているんですが、中でも子ギツネのお話と最終話がかわいかったです。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
初めて読んだ長野まゆみさんの本でしたが、中々雰囲気が良くて読みやすい。

最初思ったことは、値段にしては薄っぺらいなってことでした。たった143ページしかないお話。

このお話は、この短さこそがちょうど良かったのだ、と思わせる内容でした。

ルビがないと読めない物も多いけど、ちょっとレトロな雰囲気が出ている独特な言葉と漢字遣いがいいですね。

一話が10ページ前後と短く、一話が終わるたびに夏帽子をかぶった理科の臨時教師、紺野先生は又新しい学校へと転任していきます。

生徒とのふれあいや、先生の生物や鉱物などのお話は、幻想的で穏やかな空気に包まれていました。

ある時は子狐に騙されたりと、ファンタジックな世界☆

こんな先生に出会っていれば、理科が好きになっていたのになぁ。

何故か少女は出てこないんですね。

それが、長野まゆみさんの世界なのかな。
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