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47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
傑作は色あせない,
By 留吉 (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) (文庫)
冒頭の数ページ、護民官ペトロニウスの描写だけでも試しに読んで、グッと来たら買って間違いなしの1冊です。主人公のダンは才能溢れる発明家だが、ちょっと世間知らずのお人よし。それが災いして、苦労して育て上げた会社も発明もすべてを騙し取られてしまう。 この辺りの情けなさ、なんで気付かないんだよ!とイラつくようなお人よしぶりが、なんとも愛嬌があって引き込まれます。 一度は愛猫と一緒に冬眠装置に入ろうとするものの、生きる気力を取り戻し悪党と戦うダン。この辺の戦闘シーンも、「志村うしろ〜!」的なヘタレっぷりでちょっと笑えます。 そして結局ダンは冷凍睡眠装置に入れられてしまいます。猫抜きで。 ええっ、じゃあ飼い主を失った猫はどうなっちゃうの?と心配になり、急いでページを繰りたくなりますが、さりげない描写がのちのち複線として効いていたりするので、慌てずゆっくり読むほうが得策です。 ダンが目覚めるのは2000年。残念ながら実際の2000年はこの小説で描かれたようにはなりませんでしたが、そんなことは少しも小説の面白さやリアリティを損なっていません。 良い小説は年月がたっても色あせない。そんな当たり前のことを再認識しました。 まったくの蛇足ですが、歴史上のペトロニウスは「昼間は眠り、夜を仕事と享楽に生きた」そうで、意外に猫の名にふさわしいのかもと思いました。
100 人中、94人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いつでも平積みは納得です,
By
レビュー対象商品: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) (文庫)
落ち込んだり、なんだか毎日がうまくいかないような気がする日に開くのに最適な一冊です。主人公の“ぼく”と猫のピートがどん底から、これでもかこれでもかとひっくり返してくれる様は本当に痛快。 スピーディな展開のハインラインの傑作に、主人公が乗り移ったかのような福島氏の翻訳がまたいい味なのです。 一気に読み進み、『夏への扉』を閉じた時に、ふさいでいた気持ちをすっかり忘れてしまうこと請け合いです。 ぜひ、この爽快感を味わってほしいです。
23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
扉は見つかるのか?,
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レビュー対象商品: 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345)) (文庫)
主人公がタイムトラベルをする話です。が、面白いのは、タイムトラベルをしてたどり着いた30年後の2000年の風景、恋人に裏切られ天職を失った主人公の行動、そして「夏への扉」を彼は見つけたのか!です。前半ゆっくり経っていた時間が、後半めまぐるしく速くなります。このスピード感も楽しんでほしです。最後にこの本には彼の愛猫ピートの描写がたくさん出てきます。猫を飼ったことのない私にも伝わる愛情が伝わるほどです。みなさんも夏への扉を探してみてください。
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