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夏の口紅 (角川文庫)
 
 

夏の口紅 (角川文庫) [文庫]

樋口 有介
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

十五年前に家を出たままの親父が死んで、大学三年のぼく・礼司に残されたのは、二匹の蝶と、「妹」と名乗る女の子・季里子。この不思議な女の子との出会いで、今年のぼくの夏休みは、とびきり暑くなりそうだ―。青春小説の名手・樋口有介がおくる、甘くてほろ苦いひと夏の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

樋口 有介
1950年群馬県生まれ。業界紙記者などを経て、88年『ぼくと、ぼくらの夏』で第6回サントリーミステリー大賞読者賞を受賞し、デビュー。90年『風少女』で直木賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 角川書店 (1999/09)
  • ISBN-10: 4043494017
  • ISBN-13: 978-4043494019
  • 発売日: 1999/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 834,360位 (本のベストセラーを見る)
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By トップ500レビュアー
形式:文庫
十五年前に家を出て行き、顔も覚えていない親父が死んだらしい。

親父は、ぼく(礼司)と「姉」、それぞれにゴクラクトリバネアゲハという
珍しい蝶の標本を遺したそうなのだが、自分に「姉」がいたとは初耳だ。

しかも、その標本を預かってくれていたのは、義理の妹だそうで……。

「姉」を捜し求めていくことを通じて、それまで知らなかった
父の人生の軌跡を辿り、おのれのルーツに向き合う物語。

父が、ぼくと姉に蝶を遺した意図や、姉は今どこにいて、何をしているか
といったことが謎の焦点となりますが、ミステリ的仕掛けはありません。

人物造形や舞台設定、散りばめられたモチーフなども、
他の樋口作品との類似性が多く、目新しいものはないです。

しかし、著者に殊更な新奇さなどは必要ないのです。

今、この瞬間に目の前を通り過ぎていく青春という時間を静謐に、時に熱く
見つめる主人公の内省的な視線こそ、永遠に古びないものなのですから。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
あらすじなどにはほろ苦い初恋、と書いていますが、ちょっとファンタジックな面が見える作品。蝶の標本から始まり、とあるぶっきらぼうで不思議な女の子に出会います。その出会いが主人公を変えていくのですが、劇的な事件があるわけでもなく、ゆっくりと時間が過ぎていく中で、何かが変わってくる感じがいいです。年上の彼女とのやりとりや、女の子との不思議な会話ひとつひとつから、主人公の心境が読み取れておもしろいです。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TEA
形式:文庫
著者お得意の青春小説。
主人公の設定など他の作品と似ているところも多いのだが、本作品はミステリー要素はほとんどなく(謎の多い亡き父親の遺言の意図、見知らぬ姉の探索というテーマではあるが)、大学生である主人公の成長物語かつ恋愛物語である。

品のいいユーモラスな会話、クールかつ行動的な主人公、ちょっと変わっているが魅力的なヒロイン、年上のガールフレンドやファニーな母親など女性との掛け合いの多さなど、著者の得意技が十二分に発揮されている。

ラストも微笑ましく余韻を残す。
読んで損なし。
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好きだな。幸せになれるし
あんまり評判のよくなかった『ピース』で初めて本作者を知った(で、僕はこの「ピース」はとても気に入ったんだな)。で、『ぼくと、ぼくらの夏』ではまった。完璧に。続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: aquatio
いいね。
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投稿日: 2010/5/4 投稿者: kenjj
初恋
キラキラしていて、カラッとしていて、様々なものが渦巻いている、主人公の“本当の初恋”を描いているように思えます。

オススメです。
投稿日: 2010/3/6 投稿者: さんす
もう一度、恋をしたくなる
... 続きを読む
投稿日: 2010/2/11 投稿者: タカス
妹との恋
 1991年に出た単行本の文庫化。
 青春小説である。ミステリではない。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/18 投稿者: 志村真幸
二匹の蝶から始まる、ひと夏の物語
十五年前に家を出て行き、顔も覚えていない親父が死んだらしい。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/2 投稿者: 槇
ギリギリのバランスを行く心地よさ
この作品の日常会話はとても危うい。
つながっているようで実はつながっていない。
でも読み手にはしっかり伝わってくる。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/8 投稿者: こーず
青春小説の金字塔
10年前に読んで、以来小説書きを目指すようになった作品。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/1 投稿者: VOICE
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