週刊誌連載の対談集で中村うさぎのあまたある依存症をさらに上をいく依存症な人間、依存症の権威が登場する。人選についてはなるほどという部分があるが、お友達でまとまっちゃったという部分もあるので、全体的には中村うさぎ自身の「自由奔放、怠惰、爆裂な依存」なコメントが目立っている。
対談ではあるもののじっくり聞くことに徹するわけではなく、それは彼女だけに余計な突っ込みと、読者向けのわかりやすく言葉を引き継ぐ突っ込みがある。対談部分ではなく総括を締めに書く文章はエッセイ風ではなく非常に博学な文であることに驚いた。対談の中では和田秀樹、尾崎弥生、団鬼六あたりがおすすめ。
文庫用に加筆はしているがどうにもものたりない、テープ起こしを再度するとかしたほうがよかったかも。ありきたりな対談集のようになってしまったのが惜しい。依存症である彼女を見て、愛すべきキャラクターだが決して愛さないとも思った。