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登録情報

  • 出演: エヴゲーニイ・ミローノフ, イーゴリ・クワシャ, タチヤナ・ラヴロワ, ナターリヤ・シヴェツ
  • 監督: ワレーリイ・ファーキン
  • 形式: Color
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: アップリンク
  • DVD発売日: 2009/09/04
  • 時間: 90 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B002GPPTXU
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 27,916位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

内容紹介

【解説】 ある朝巨大な虫に変身してしまったグレゴール・ザムザをめぐる不条理文学、「変身」は、カフカの代表作であり、彼の作品の中ではもっともポピュラーな小説である。20世紀文学の金字塔としての評価も高い。 映画「変身」はカフカの原作を、ロシア屈指の演出家で鬼才として世界的にも著名なワレーリイ・フォーキンが、諧謔にみちたエッセンスもまるごと取り込んで、原作に忠実に映画化した衝撃作である。 また、主演のグレゴール役を演じたロシア演劇界のプリンス、エヴゲーニイ・ミローノフのグロテスクに這い回る様は、壮絶な印象すら残し、見るものを圧倒する。 完成後は東京国際映画祭を初め、いくつかの映画祭に出品されたが、中でもガッチーナ国際映画祭では最優秀主演男優賞と共に最優秀脚本賞を授与され、そのカフカ解釈を高く評価された。 【物語】 両親(イーゴリ・クワシャ、タチヤナ・ラヴロワ)と可愛い妹(ナターリヤ・シヴェツ)と暮らすグレゴール(エブゲーニイ・ミローノフ)。ある朝目を覚ますと、彼は一匹の巨大な虫になっていた。

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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 フランツ・カフカの『変身』を映画化した作品。
 TSUTAYAの透明なケースの表記が『コメディ』になっていて吹いた。何故コメディ。ブラック・ユーモアですか。間違いか?
 それはさておき。
 “あの”『変身』を現実に書きとめるなど、随分と無謀なことのようにも思えた。
 “蟲”は、グレゴール役を演じるエブゲーニイ・ミローノフが熱演――いや、狂演と言ってもいい。それほどまでに鬼気せまり、蟲さながらの躍動感とでもいおうか、強烈な印象を残す。とくに、グレゴールが一番最初に食べ物を食する場面、あそこが「まさに蟲だ」とうならせるほどの演技である。
 この作品は、役者が“蟲”を演じているがために、時折「グレゴール・ザムザは朝起きると蟲になっていた」などの注訳がはいるけれども、小説を読んでいなければ理解しづらい場面が多々ある。
 不条理そのものの世界観であることを観客は気づかねばならない。
 映像美や雰囲気からすべてが素敵だと思ったけれども、ただひとつ残念なことがある。劇中、中盤から終盤にかけて雇われる意地悪い年老いた手伝いがいるけれども、劇中では随分と若く感ぜられる俳優さんを起用している。もっとお年を召した御方であれば、もっと臨場感にあふれたのではないか、と思う。彼女の意地悪っぷりには目を見張るものがあったけれども。

 注意:全編ロシア語で、字幕オンリィです。
※“変身”に於いて、フランツ・カフカは出版の際、版元のクルト・ヴォルフ社への手紙に「昆虫そのものを描いてはいけない」と申し出ていたというから、俳優本人が蟲を演じるのはそれに通ずるともいえる。劇中の序盤で蟲が描かれたイメージが提示されるのだが、個人的には初版の「人間と暗いドア」が描かれたものも付随していたらもっと良かったと思う。既に蟲であることがあたりまえとしてはびこっているけれども。
 フランツ・カフカについて語ったインタヴューや『変身』についての概要などといった、特典がなかったことも残念である。ガス・ヴァン・カントがリメイクした『サイコ(1998)』では、ヒッチコックが監督を務めたオリジナルの『サイコ』について語っていた特典がたっぷりと詰め込まれていたので、余計に残念。(しかも映画化はこれで三度目である)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 佐倉ごるふ トップ1000レビュアー
まず、徹底してシュルレアリズムな世界なところが
マニアごころにきます。

原作をある程度知っての鑑賞でしたが、たぶん、原作をまったく
知らない人には、かなり「キッカイ」なロシア特有の抽象的な
作品に見えるのではないでしょうか?

舞台は、プラハ。音楽らしい音楽や効果音らしい効果音はない。
むしろ、前衛とリアリズムを融合したような設定、舞台、演出。

冒頭からして、汽車が駅につき、機械音や金属的な音響で、
水蒸気の中、乗客が降りてくるところから始まります。
このあたりの描写は、かなりシュールで、のっけから、気に入りました。
台詞などもほとんどなく、主人公グレゴール・ザムザが実家へ帰って
きて、夕べを家族とともにし、眠りにつくところや、悪夢にうなされる
シーケンスなどは、久しぶりの「難解映画」そのもので、興奮しました。

そして、朝を迎えて、問題のムシに変身しているシーン。ここの演出が
かなり巧みで、心憎い。この後の、ザムザ一家の変貌と、グレゴールが
どんどんムシそのものになっていくさまの描写は、身の毛もよだつ。

特に、主人公を演じる青年がそのままムシそのものを演じて、まさに
ムシそのものに見えてくるという驚異。食い入るように見入る。

不条理劇というけれども、明るい昼間を舞台にした、この夢とも現実
とも観客の脳を麻痺させる、シュルレアリズムの傑作は、一人の青年を
モチーフにして、現代社会、現代家族からの疎外、孤独を描いたといわれる
原作をベースにして、徹底的に家族の変貌とザムザの災厄を画面に焼付け
そして、まさに「ムシケラ」のように死んでいった青年を巧みな画面構成、
音響、長いワンカットなどをつなぎ合わせて視覚化しました。

流行の映画もいいけれども、理念的、不条理演劇をじっくり味わって
別の世界の時間の流れ、異次元に投影された人間の本質をえぐりだそうと
努めた、このような映画を鑑賞することも人生にとって大切だと思いました。
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By recluse VINE™ メンバー
これを見るのはかなり苦しい作業となります。ましてや私のように原作を読んでいないものにとっては。どこまでが原作であり、どこからが映像の世界なのかが明確に把握できないからです。また文字の世界から作り出される空気がイメージとして記憶の中にないからです。仮面ライダーとは違い、物理的な変身という形では主人公は描写されないため、演技が全てとなります。この演技が鬼気迫るものとなりますが、虫に由来する物理的な拘束というエッセンスは踏襲されているため、逆にそれが状況の異常さを際立たせる効果をもたらしています。結末は散文的なものです。全編ロシア語です。そしてDVDならではのおまけは一切ついていません。ただ作品だけです。はたしてロシア語はどの程度チェコ語に似ているのかは、私にはわかりませんが、英語でやるよりはいいのかもしれません。ロケがどこで行われたのかも、画面にクレジットされているのかもしれませんが、私には解読不明でした。カフカの世界はプラハという独特の空間の空気と密接な関係を持つものであり(The Nightmare of Reason: A Life of Franz Kafka、この作品も舞台はプラハであることが明示されており、プラハの町の風景もそれなりに描かれます。
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