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変身 (新潮文庫)
 
 

変身 (新潮文庫) [文庫]

フランツ カフカ , Franz Kafka , 高橋 義孝
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (104件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか…。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。

登録情報

  • 文庫: 121ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1952/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4102071016
  • ISBN-13: 978-4102071014
  • 発売日: 1952/7/30
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (104件のカスタマーレビュー)
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85 人中、76人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 現実社会にたくさんいる毒虫, 2007/1/30
レビュー対象商品: 変身 (新潮文庫) (文庫)
カフカは、この作品が出版される際に、「表紙に毒虫の絵は描かないでくれ」と注文したという。

「毒虫」は、あくまで「疎外される者」の象徴である。
いつの時代、どの場所にも「毒虫」はいる。

社会的に疎外される者と、彼らを身内に抱える家族。
「家族だから」と庇護する気持ちと「邪魔だ」と疎んじる気持ちは、矛盾しているように見えるけど、きっとどちらも本心なのだろうと思う。

最後、グレーゴルがいなくなった後、リセットされたかのように晴れ晴れとした気持ちで、娘の将来に期待をよせるザムザ一家。
その未来には、「毒虫」の存在は欠片も残っていない。

この話は説明はなく、オチもない。
しかしだからこそ、その丸投げっぷりと残酷さは、ひどく現実的に思えてならない。
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34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 酷すぎる, 2009/10/26
レビュー対象商品: 変身 (新潮文庫) (文庫)
前々から読んでみたくて漸く手にしたのだが、救いがなく悲しい気持ちになった。
元々稼ぎ頭だったのに、いきなりある日虫になってしまい、今までどおり家族のことを大切に思っているのに家族からは巨大なおぞましい虫としてしか認識されなくなっていく。それが、時間とともにエスカレートしていく様がリアルに描かれている。最終的に命を落とすのも家族によってであり、現在働いて一家を養っている立場の人間として読むと何とも胸が痛む内容であった。
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38 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 虫になっただけじゃない、毒虫, 2008/8/28
By 
古新聞 (長野県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 変身 (新潮文庫) (文庫)
主人公はある日、職を失い、家族の信頼を失う。
働くべく前の職場に行っても追い返され、努力しても新しい職にもつけない。
やがて家族の中で「こいつはうちに居ない」ことにされる。
部屋から出ることも、家族の輪に入ることもできない。
うっかり人前にでてしまうと、とんでもないことをしたかのように言われる。
あげく、こんななら出て行くのが当然のように扱われ見殺しにされる。
死ぬ前に出て行けばよかったのか、出て行けば何とかなったのか。
これはそう言う話。
「毒虫になった」てのはきっかけでそれは「失業した」「病気になった」「ぼけた」など言い換えることができる。何かがきっかけで家族が家族でなくなるとどういうことになるか。
毒虫から立ち直るのにこの家族は何もしない。毒虫として扱うだけ。
結果、主人公は死に家族はすっきりとふたたび「きれいな家族」として暮らして行く。

いや、恐ろしい話だけど「毒虫になる」を文字通りとらなければ現実にありそうなホラー。
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