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変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書)
 
 

変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書) [新書]

ビル・エモット , 烏賀陽正弘
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本を「モノづくり立国」とする規制概念は捨て、「サービス業」振興の政策を立案すべきだ。
小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、
GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。
鳩山政権にその認識はあるのだろうか。
本書は、英「エコノミスト」元編集長が、金融危機後の世界潮流と、
日本の進むべき道について示唆を与えてくれる注目の内容である。
著者は、じつは小泉政権による構造改革では、なんらめぼしい改革は行なわれなかったと看破する。
日本には、いまだに「市場原理」が根づいていないというのだ。
だからこそ、欧米に比べて日本は、金融危機後の復興に立ち遅れている。
この苦言を、日本の政策者たちはどのように受けとめるだろうか。
他にも「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、
グローバルな視点で考察した知見を披露した渾身の力作。

内容(「BOOK」データベースより)

日本を「モノづくり立国」とする規制概念は捨て、「サービス業」振興の政策を立案すべきだ。小売、卸売から、通信事業、電力、空港、宣伝、メディアまで、GDPの7割を占めるサービス業の規制緩和がなければ、国際競争から取り残される。鳩山政権に、その認識はあるのだろうか―。さらに、「中国人民元切り上げはいつか」「環境問題や格差社会で、資本主義がどのように変容したか」など、グローバルな視野から考察した知見を縦横に展開する。英『エコノミスト』元編集長が、金融危機後の世界潮流を見通した渾身作。

登録情報

  • 新書: 212ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2010/2/16)
  • ISBN-10: 4569777287
  • ISBN-13: 978-4569777283
  • 発売日: 2010/2/16
  • 商品の寸法: 17.9 x 10.7 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書
「真の知識国家への道は、より強力な福祉国家と、サービス業分野での規制緩和を合わせることである。...(中略)...この組み合わせこそが、今後、日本の重荷となる人口の高齢化に対処できる唯一の方策であり、事実、日本に残された、唯一の実行可能な進路なのである」。

新書だが、良質な内容で、予想より読み応えがあった。この著者は、イギリスの『エコノミスト』の元編集長。日本にも滞在経験があり、『日はまた沈む』で日本のバブル崩壊を予言している。最近は鳩山首相にも会ったらしい。

ひとつひとつをみると、世界金融危機以降に既にあちこちで語られていることがほとんどで、特に目新しいものはない。しかし、近年の世界経済の変化を俯瞰し、バランスよく的確に説明している。

日本の経済の停滞については、デフレと非正規労働者増加による低賃金化の他に、GDPの7割を占めるサービス業の生産性改善がうまくいかなかったことを原因として指摘している。中国については、為替の自由化に踏み切らざるを得なくなることを確信し、そうなった場合に起きることについて説明している。また、金融危機の応急措置として各国政府がやったことは、民間の債務を公共の債務に付け替えたことなのであり、そのため今後増税などの対応が必要になることも示している。他にも、格差と資本主義の関係、銀行を中心とした金融システムの規制のあり方、人類が資本主義の枠組みの中で環境問題に対してどのように対応してゆくか、ということについても考察している。

日本及び世界経済の行方について考える上での重要なポイントを、一般向けに整理してコンパクトにまとめている。一読に値する。
このレビューは参考になりましたか?
形式:新書
経済史の最高峰 英エコノミスト誌の元編集長の著作ということで興味を持ち手に取った。

統計や取材から状況を分析し仮説を立てているのだろうが、ここまで世界の流れを見通せるものかと正直驚いた。

やはり本物の知識人は違う。私もここまでとは言わなくとも、先を見通したいものだ。

本書は約2年前に発行した物であるが、タイムラグを感じることなく読めた。

また内容の記述に関して言うと、普段から日経新聞を読んでいたり、経済学の知識を軽く持っていないと難しく感じるかもしれない。

著者の提言の一端によると、今後さらなる中国企業の成長と競合を見越して、日本は真の意味での知識集約型国家になるべきと言う。

たしかに、この構造変化に対応を誤れば、日本の有力企業が中国企業に競争優位を奪われる日が確実にくるだろう。
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形式:新書
本書を読み、自分も狭義の製造業重視の既成概念にいかに囚われていたか、よく解った。
同時に、広義のサービス業としての知識労働への移行と、その生産性強化こそ我々が進むべき道だということも理解できた。

最初は捉えどころのない感じだったが、本書中で筆者が説明しているように、「サービス業」とは「サービス産業・業界」ではなく「サービス職務・業務」のことであり、
これらを知識労働と総称している、ということが理解できると、著者の主張がまとまって捉えられるようになった。

読後の個人的考察だが、国・社会として知識労働へのシフトができないなら、個人として知識労働者へ進化する他はないと考える。
製造業の企業内部でも、生産ライン等の狭義の製造の他に、設計・人事・法務・物流・ITなどサービス部門がある。生産ライン内部でさえサービス業務があるだろう。
個人として、自分の関わっているサービス業務を認識し、その根幹をなす業務スキル・経験ノウハウにおいて、専門家を目指すべきなのだとの思いを新たにした。
それも、社内だけではなく、外注受託が可能であるほどの専門性が要求されるようになる、と思った次第。

訳も、誤訳もなく的確にされていると思います。
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