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売春未満~新・名前のない女たち 素人女性編
 
 

売春未満~新・名前のない女たち 素人女性編 [単行本]

中村 淳彦
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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売春未満~新・名前のない女たち 素人女性編 + 名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫)
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商品の説明

内容紹介

本書は「名前のない女たち」シリーズの著者である中村淳彦氏が、積極的に売春をする素人女性たちに迫ったルポルタージュです。アフターファイブに出会い系サイトで売春のメッセージを書き込むOL、生後6ヶ月の子どもを保育所に預けて売春に励む人妻などなど、仕事や社会的立場がありながら、なぜリスクを犯してまで「自らウリたがる」のか…。ささいなことがきっかけで売春に走る普通の女性たちの、心と体の本音に迫ります。

内容(「BOOK」データベースより)

専業主婦、OL、教師、元アイドル…旦那や子ども、彼氏が出掛けたその隙に、隠れながらカラダを売る女たちの心の奥。

登録情報

  • 単行本: 223ページ
  • 出版社: 宝島社 (2011/5/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4796680071
  • ISBN-13: 978-4796680073
  • 発売日: 2011/5/9
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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カラダを売らない女性を「こちら側」、
カラダを売る女性を「あちら側」としたとき、
今はそのハードルはかなり低く境界線は曖昧になった。

著者によれば、
「2000年辺りからだんだんと、そして2006年辺りから決定的に、
ハダカの仕事の社会的な評価とカラダを売る女性たちの意識が変貌している」

それは、

「おそらく社会全体で加速度的に進んでいる階層化が関係している。
一生懸命に働いても生活すらできない貧困層が登場したことによって、
女性の最後の手段を売ることは恥ずかしいことでもなんでもなく、
売れるものがあるのは才能、それを誰かが批判できるような社会状況ではなくなった」

と分析している。

「カラダを売ることはよほどの理由があるんだろうと勘ぐる人は多いが、男の勘ぐりと実態とは大きな乖離がある。
誰も止める者がなく、周囲に似た者が存在する環境では、楽で刺激的で欲が満たせる方向に流れていくのは普通である。
家族や恋人という防波堤がなければ、知らない男とのセックスもすぐに麻痺して慣れるものなのだ」

本書が優れているのは、
ときに取材対象者の自宅に訪問し、彼女たちの部屋や室内の物品から人間像を探り出し(鋭い観察眼と仮説)、
そして、生い立ちにまで遡り、「あちら側」に渡った今に至る、1人1人の半生を淡々と冷静かつ鋭敏に取材する姿勢と距離感である。

現在は、すぐ近くに貧困が待っている生きづらい世の中。
結果、あらゆる階層に、ハダカの仕事を経験した女たちが存在している。
「こちら側」の世界しか知らない人には信じがたいかもしれないが、
そんな人でさえも一度レールを外すといつ「あちら側」にいくかわからない、そんな危うく曖昧な時代なのである。

一方で、ハダカとセックスの価値は年々下落を続けていて、今では決意をしたからといっても買い手が付くとも限らない。
高く売れるのはほんの一握りである。

著者は言う。
「経済が深刻に縮小しているのはカラダを売る、売ろうとしている末端の女性たちの姿を眺めていると明らかである」

本書は今の時代を忠実に映す鏡である。
そして、鏡に映った自分は、はたして「こちら側」なのか「あちら側」なのか今日も女性は錯覚を覚えながら生きている。

風俗的マーケティング
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著者
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売春する女性の心理や背景に着目した作品はこれまでにもたくさんあり、
たとえば村上龍は『ラブアンドポップ』において援助交際する女の子はコミュニケーションを目的としている(=寂しいから)という考察を示して見せた。
けれど、本書では、単に日々の暮らしの糧を得るために体を売る女性が大勢登場する。
別に贅沢をするわけでもなく、数万円程度の金銭を得るために女性がためらうことなく売春をする。
体を売る女性が100人いれば100通りの事情があるだろうから、ひとくくりに論じることはできないけれど、本書を読んでいると、どうやら日本においては、売春も普通の役務提供になりつつあるのだろうということだけは認めざるを得ない。
婚活が特定の男性を買い手と限定するのに対して、売春が不特定多数の男性を買い手とするという違いはあるものの、婚活も背景にある経済環境や思考回路は同じかもしれない。
本書においては、なんらの解決策もしめされていないわけで、読んだ後すがすがしい気分にはなれない。
行政が、まず、女性の売春経験率の調査から始めて、女性のめざすべき生き方を提示してくれたらいいのだろうが、この状況はずっと解決されないんだろうなと思う。
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時間はあるが金はない(といって極貧といったレベルではない。小遣い銭が
必要な)女性が、いとも簡単に
裸仕事をする現実を書いた本。もちろん中村淳彦というフィルターを
通して見た女性像なので、まぁどの程度それが本当なのかよく分かりませんが。
この本を読むと中村淳彦がAV女優に嫌われがちってのも納得できる。裸仕事する
女のことを見下して、小ばかにしている己を全然隠してない。正直で良い。
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