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22 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これが、30年以上前の作品!? すごい!,
By
レビュー対象商品: 声の網 (角川文庫) (文庫)
中学生の時だった、読んだのは。もちろん自分の電話なんてありはしない、黒電話の頃。誰かが、電話の向こうで、知らないところで自分の声も相手の声も聞いていて、何もかも知っている。世界中の人の声を聞いていて、何もかも知られている、本当は・・・。というその未来社会の設定に、非常に驚かされた事を覚えています。そして、機械が進化し、考え、試行錯誤し、人間に忍び寄ってくる姿に・・・。
まだ、当然ノートパソコンどころか、家にはラジカセも無く、オープンリールの時代。モバイルなんて事が想像も付かない日常生活の時代。機械化された未来の情報社会が持つ、コンピュータ社会の問題点、犯罪、落とし穴、情報操作の恐ろしさ、そういったものを既に「お見通し」だった眼力に、ただただ恐れ入ります。その、皮肉な視点と鮮やかな切り口に。 淡々としたショートショートSF第一人者の語り口は、冷静な描写で主観を入れずに、ネットワーク社会の様相を「声の網」と評して描いています。この秀逸な題名にも、今もうならせられる名作です。若いSFファンなら是非一読を、星新一を知る往年のファンなら再読をお勧めします。
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
予言的な作品,
By mogura (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 声の網 (角川文庫) (文庫)
コンピュータネットワークが高度に発展し、それにまったく依存した社会が形成された時代。次第に、コンピュータは意思を持ち始め、人々の願望と欲望を総体的に実現し始める・・・。
インターネット掲示板に犯行の予告がされ、個人情報保護の元、秘密が何よりも重視される時代。没個性的になっていく人間。それらを予言したかのような作品といえる。氏お得意の読みきりの面白さを保持しつつ、徐々にコンピュータが不気味な力を及ぼし、登場人物を鈍く重い不安感で締め上げていく様子は、36年たった今でも、いや、今こそ、不気味なリアリティがある。今まで絶版だったのが不思議なぐらいの名作。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
30年以上前の作品が復刊。,
By
レビュー対象商品: 声の網 (角川文庫) (文庫)
絶版だったそうですが復刊されました。 新装版というコトで表紙と挿絵がかわったようです。 この絵がかわいくてすきです。 内容は、電話の機能がすごく発達した時代のお話。 電話にまつわる20ページ程度のお話が12個あります。 短編集のようで実はメロン・マンションという同じ場所で 起こっているさまざまな事件について書かれた物です。 1話はメロンマンション1階での1月の出来事。 2話はメロンマンション2階での2月の出来事。 といった感じで話がすすんでいきます。 それもまた変わっていておもしろい。 買ってよかったです。おもしろかった。
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