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壬生義士伝〈上〉
 
 

壬生義士伝〈上〉 [単行本]

浅田 次郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「死にたぐはねぇから、人を斬るのす」壬生浪と呼ばれた新選組にあって、ただ一人庶民の心を失わなかった吉村貫一郎の非業の生涯

内容(「BOOK」データベースより)

旧幕府軍の敗退がほぼ決した鳥羽伏見の戦。大坂城からはすでに火の手が上がっていた。そんな夜更けに、満身創痍の侍、吉村貫一郎が北浜の南部藩蔵屋敷にたどり着いた。脱藩し、新選組隊士となった吉村に手を差し伸べるものはいない。旧友、大野次郎右衛門は冷酷に切腹を命じる―。壬生浪と呼ばれた新選組にあってただひとり「義」を貫いた吉村貫一郎の生涯。構想20年、著者初の時代小説。

登録情報

  • 単行本: 390ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2000/04)
  • ISBN-10: 4163191402
  • ISBN-13: 978-4163191409
  • 発売日: 2000/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (94件のカスタマーレビュー)
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 子どもをお持ちの方は、きっと泣いてしまいます。, 2003/8/10
By 
佐藤さえ (岩手県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 壬生義士伝〈上〉 (単行本)
 歯医者の待合室でなにげなく手にとって、読みながら泣いてしまいました。
 家族のために働く父親の気持ちに感動するためです。
 本屋で買い求めて、嗚咽をもらしながら一気に上下巻を読みました。
 脇で私の姿を見て笑っていた主人も、読み始めたら泣きだしてしまいました。

 作者が自衛隊員だったためか、格闘の描写に迫力があり、新選組の人たちの気持ちも合点がいく書かれ方がしてあり、侍ものが好きな方にもおすすめの本です。
 蛇足ですが、この本の南部弁は、おかしなところがひとつもないので脱帽しました。

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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 浅田風新撰組, 2006/8/26
新撰組を主人公にすると、どうしても斬りあいがメインになりがちだが、この話はどちらかというと人情もの。

浅田氏が書くとこういう風になるのかと、妙に感嘆。

文体的にも、南部弁が混じっている割には読みやすい。

奇をてらわず、それでいて既製品の真似ではない。

「大人の文章」とは、こういうものを指すのだろう。

歴史・時代物が好きな人にはお勧め。
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52 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 泣くまいと思っているのに、、、、, 2002/9/15
いつものことですが、もう、いい大人がぼろぼろ泣いてしまいます。最初は、冷静なんです。また、いつもの御涙ちょうだいなんだな、そうはいくもんか。あの手、この手で、だんだん、主人公やその周りの人間の切ない気持ちや思うに任せぬ人生や、それでも捨てきれないやさしさとか、そんなものを語り尽くされて、主人公の人生にどっぷり足まで浸かって、なすすべもなく、おいおい泣いてしまうような醜態を今度こそさらすまい、、、そうは思っても、、、だめなんです。どうしてでしょうねえ。新撰組、幕末、侍の時代の終焉。これくらいいろんな人が語り尽くしたテーマもないと思います。けれども、いつでも、この作者が描くと、泣き笑いの、やさしい、でも、愛するもののために戦う男たちの物語になってしまうのです。奥さんや、子供のことを思って、泣いたり笑ったりする父親の物語になってしまうのです。新撰組の中でも、人きり貫一郎と呼ばれた剣客、吉村貫一郎。北辰一刀流免許皆伝、かつ、藩校の師範を勤めるほどの文武両道。穏やかな外見に似合わず、その剣は非情で実践的。迷いがないように見える。そして、異常なほど『金に執着』した、、、、時は大正、日清・日露の戦争を経て、第一次世界大戦に向かうころ。吉村貫一郎のことを聞いて回るある人物に対して聞き語りで語られる、半世紀前の物語。その中から浮かび上がってくるのは、混沌とした時代のなかで、自分の信じる真実を澄んだ目で見つめて生き、そして、死んでいった一人の男の姿。唐突ですが、『銀河鉄道999』を思い出しました。

最後が、汽車で故郷に帰る描写で終わっているからかもしれません。人は生き、そして、死んでいくけれども、その思いは決して死なないのだと、思いは父から子へ受け継がれて、永遠に生きるのだとそう感じました。やはり、ごくあたりまえの歴史小説にはなりえません。この作者にかかっては。

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