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51 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
男性が著したことに意味がある,
By Keroro (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書) (新書)
上野千鶴子氏から「男性はもともと壊れている」と言われ、著者自身が男性であるため、セクハラを「する男」と「しない男」の分岐点はどこにあるのか?ということを実に分かりやすく 説明し検証している。 この手の問題を女性が著したとしたら、「フェミニズムに毒されたヒステリックなもの」と 恐らく男性側は見てしまうと思う。そう思えるくらい、「女とはこういうもの」と主観的であり 且つ女性に対して共感性もない男性が結構な数いる、ということを著者が受けた数々の労働 相談事例を交えて示してくれている。 従来セクハラは「女性問題」とされていたが、著者は「セクハラを『男性問題』であるという 視点を男性自身が持つかどうかが、セクハラ『する男』と『しない男』の分岐点であり、その 問題に男性自身が向き合わなければ問題解決に繋がらない」と主張しておられ、その視点は 非常に新鮮であり、男性が著したこと自体に意味がある良著である。
28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
セクハラの起こる仕組みを知る,
By N子 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書) (新書)
女性に性的嫌がらせをしておいて、その自覚に乏しい男性っています。その加害者意識のない男性についてのノンフィクションです。私自身も大学の研究室の大学教授や職場である法律事務所の弁護士から、パワハラとセクハラを見たり、聞いたり、されたりしました。ですから経験者としてかなりこの問題に興味があります。簡単にセクハラはなくならないでしょう。このような状況の中で、女性が認識すべきことは、セクハラは犯罪であり、自分はけっして悪くないんだ、と自分にしっかりと言い聞かせることだと思います。そして、セクハラの起こる仕組みを知る必要があります。そのための言葉をこの本は提供してくれます。
32 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
壊れてからも生きねばならない,
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レビュー対象商品: 壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書) (新書)
壊れ方の描写がリアルで生々しい。中年男で内心「俺もまだ若い娘とロマンチックな体験をしてみたい」というような煩悩を感じる人は 予防に役立つから読んだほうがいい。自分では恋愛と思い込んでいる 事態が、筆者の手にかかると「さもしく、醜く、自分勝手な暴走」に過ぎないことがはっきりわかる。これを直視することは行動の変化あるいは抑止に(理性を少しでも残しているならば)つながるだろう。 そうでなければ、事例のひとつとして描かれている、会社をクビになり 妻にも棄てられ、老いた両親のもとに尾羽打ち枯らして身を寄せる男などは、死んでも死に切れぬことになる。 人はどんなに愚かであっても、せめて自身を他者のための反面教師として提供できるべきである。自分の馬鹿さ加減を正直に伝えることが 他者のためになると理解した瞬間、壊れた男にも「生を続ける価値」が 感じられるだろう。
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