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壊れゆく医師たち (岩波ブックレット)
 
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壊れゆく医師たち (岩波ブックレット) [単行本]

岡井 崇 , 千葉 康之 , 塚田 真紀子 , 松丸 正 , 川人 博
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岡井 崇
昭和大学主任教授。産婦人科医。東京大学医学部助教授、愛育病院副院長を経て現職。日本産婦人科学会常務理事なども務める

川人 博
弁護士

千葉 康之
ちばこどもクリニック院長。小児科医。大学病院や公立病院、民間病院などの勤務医を経て現職。専門は小児神経学・睡眠学

塚田 真紀子
ジャーナリスト。読売新聞記者を経てフリーに

松丸 正
弁護士。過労死弁護団全国連絡会議代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 71ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/2/28)
  • ISBN-10: 4000094181
  • ISBN-13: 978-4000094184
  • 発売日: 2008/2/28
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.4 x 0.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
シンポジウム「なくそう!医師の過労死」(2007年11月14日)を元にまとめられたもの。
「ノーフォールト」の岡井崇先生、小児科医、弁護士2名、ジャーナリスト1名の共著。
医療崩壊を、医師の過労という角度から検証して行く。
ほぼ全ての勤務医は労働基準法違反であるが、今一斉に禁止してしまえば医療現場は崩壊してしまう。医師の過酷な勤務状況から、医療問題を考える入門書的好著。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
医療の実態 2008/6/15
By john トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
医師不足は切実な、また身近な問題として危機感を覚えている。
娘が通う病院でも、重い症例の多い科の医師の人数が目に見えて減ってきている。
もっと費用負担しますから、「お願いですからやめないでください先生」と言う気持ちになる。
特にニュース等の最近話題にのぼる産婦人科医の不足。
実は、分娩あたりの産婦人科医の人数は減っていないのだという。
それでは何が問題化というと、出産の高齢化に伴う分娩のハイリスク化。
40歳を超える出産も珍しくない現在、一例ごとの分娩が以前にも増して医師のエネルギーを奪うことになっている。
それに加えて、医局制度の弱体化。
大学病院を頂点とする、関連病院への医師派遣機能が低下してしまったが故の医師不足も背景にはある。
医師の当直明けの外来診察などがあることは知っていたが、当直が無給で行われていることは初めて知った。
当直からくる肉体疲労に加えて、無給であるため他の病院でのアルバイトが必要になる。
この制度の改正のために研修制度を取り入れたものの、現在のところうまく機能しているとは言いがたい。

ここはひとつ、制度変更を行った厚生労働省に考えてもらうのは当然として、我々国民も世界に誇る「国民皆保険制度」の維持のために、医療費の抑制と適切な医療費の上昇には理解を示さなければならないのだと思う。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 医師不足による医師の過労死が、最近やっと顕在化してきた。   医局支配システムの中で隠されてきたものが、ようやく自由に医師が、診療科・病院を選べるようになり、表面に出て来た訳だが、これにより宿直の後、日勤を続けるなど35H連続勤務のようなハードな勤務が、月に何度もあり、酩酊状態に近い体調で診療を続けている実態も明らかになってきた。

 その上、無過失保障制度が取り入れられていないので、民事・刑事裁判で鑑定の難しさによる不平等な判決を出され、責任を問われることもあり、医療過誤に関する保険や訴訟費用もバカにならず、いずれそれらは、資料報酬に上乗せせざるを得ない状況にもある。

 本書では触れられていないが、それ以前に、既に訴訟予防の“防衛医療”を行っている医師も多かろう。
 帝王切開率が増えているのもそれ故だし、“よきサマリア人法”が明文化されていない以上、乗り物内での緊急患者発生時、その場に居合わせた医師が、医師と名乗り出、応急処置をしてくれるかどうかも疑わしいのが現状だ。

 患者側もコンビニ医療を慎み、病院側も大阪・厚生年金病院のような余裕ある医師確保に努め、厚労省は、今の現場にツケを回すシステムを早く変えなければ、日本の医療は益々荒んでいかざるをえない。
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