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壁 (新潮文庫)
 
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壁 (新潮文庫) [文庫]

安部 公房
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第25回(昭和26年度上半期) 芥川賞受賞

登録情報

  • 文庫: 265ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1969/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101121028
  • ISBN-13: 978-4101121024
  • 発売日: 1969/5/20
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (24件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 28,704位 (本のベストセラーを見る)
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39 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
現代ではちょっとした職場だとIDカードを首から下げていたりします。カードで、その人が誰であるか認識しているわけですね。

じゃ、そのカードを紛失したらどうなるのでしょう?その人は名前を失うことになる?

自分の名前を忘れたわけではないのに、カードを無くしたことで名前を失う。

もっと最悪の場合、そのカードを使えば他人がIDカードの人物になりすますこともできてしまいます。

よくよく考えてみれば、それってとても怖いことです。

で、阿倍公房『壁』です。

難しいです。前衛的といっていいのかどうか……もちろん日本語で書いてある文章なんだけど、それでも何を書いてあるのか理解するのはよほど神経磨り減らします。

壁って、何でしょう?乗り越えるもの?ぶち壊すもの?迂回するもの?下から潜り抜けるもの?あるいはテレポートとかワープといった反則もアリでしょうか。

でも逆に、外の世界から守ってくれる盾かもしれません。そもそも自分が居るのは、壁の内側?あるいは内側に見えて実は外側だったりして……

そしてIDカードって大抵は、壁に囲まれた特定の範囲の中で有効なものだったりします。

名前というIDカードを紛失した時、壁に対してどう挑めば良いのでしょうか?そんなことを考えさせられた作品でした。
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
安部公房の作品はかなり見てきましたが、この作品は安部公房入門に最適な一冊であると思います。その理由は、一度噛んだだけでも十分にうまく、でも噛めば噛むほどそのうまみは増していくからです。また安部公房の作品の中でも最も寛容深い作品のうちの一つだからでもあります。壁という様々なものの象徴となりえるこの柔軟なテーマは、読者の考え方にあわせてその考えと同調し、感動を引き起こしてくれるでしょう。氏自らの主張をしながらも読者の主張も尊重するそんな本作は個人的に言うと好きです。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この作品を初めて読んだのは中学生の頃です。当時漫画か読んでも推理小説しか読まなかった私ですがこの作品は裏表紙の言葉にひかれてすんなり読む気になりました。それ以来安部さんの作品を読みあさるようになりました。いわゆるファンになるきっかけになった作品です。当時の私は難しい事理解できるほど頭の良い人ではなかったので(今でも)人間の存在理由の証明といった安部さんのテーマもまったく理解できなかったのですが、安部さんの独特のストーリーやキャラクター、妙に納得させられるたとえ話など、どんどん安部さんの世界に引き込まれていきました。頭の良いかたには色々と感じる物もあるのでしょうがバカな中学生でも物語に引き込んでしまう安部さんの才能は素晴らしいと思います。それだけ単純!におもしろいと思える作品です。
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人間の存在に対する根源的な意味を問い掛けた意欲作
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わけわからん
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投稿日: 2007/12/17 投稿者: ちまちゃん
安部公房の入門書です。
『壁ーS.カルマ氏の犯罪』は安部文学の入門書であり、芥川賞受賞作です。作品のテーマは「アイデンティティの意味とその喪失(モラトリアム)」で「名刺」とは「社会的な自... 続きを読む
投稿日: 2007/10/10 投稿者: イムヌアラムール
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