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墨汁一滴 (岩波文庫)
 
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墨汁一滴 (岩波文庫) [文庫]

正岡 子規
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

子規(1867‐1902)の場合、その随筆は、まさしく彼の「骨髄」と言っていい。晩年の随筆の一つであるこの『墨汁一滴』の場合もまた然り。そこでは観察と思考と回想と幻想が相集ってなまなましい批評的場を形成し、子規という人の全体が、実に自然にのびやかに立ち現われてくる。子規随筆の真骨頂を示す書。

登録情報

  • 文庫: 170ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (1984/3/16)
  • ISBN-10: 4003101340
  • ISBN-13: 978-4003101346
  • 発売日: 1984/3/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
 寝返りを打つこともできない病状にありながら、毎日墨汁一滴分、一行から二十行の文章をエネルギッシュに書き続けた正岡子規。
 すべての楽しみがなくなり、今や飲食の楽しみも半減したとぼやく日もあれば、一人の歌人の作品を執拗に批判する日が続くこともある。小論文あり、本業の俳句を何句も書きためる日もあり。病床から見える景色を写生したような随筆も子規らしい。晩年の日常の正岡子規をとても身近に感じる。
 ちなみに、私は「坂の上の雲」を第3巻まで読み、第三巻のはじめで正岡子規が逝き、登場しなくなった寂しさからこの本を「坂雲」と併行して読み進めた。根岸に保存されている子規庵を訪ねると、この「墨汁一滴」の世界に出会えることも書き添えておく。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「墨汁一滴」は、新聞「日本」に明治34年1月から7月まで、
164回にわたって掲載された。死の前年のことである。
すでに当時の子規は歩くことさえままならず、結核からくる脊椎カリエスの苦痛に
日々さいなまれていた。
しかしこの随筆には、もちろん死や苦痛に関する記述はあるにしても、
それらに対して大仰に悲しんだり怒ったりすることなく、
むしろ客観的に観察しているようなところさえある。

このあと書かれた「病牀六尺」。
まさに病牀六尺から動けぬことが、子規の旺盛な観察心や好奇心を刺激しているようにさえ思える。

「墨汁一滴」では、俳句のこと短歌のことなど、
時に鋭い口調で書いたかと思うと、
まだ元気だった頃の思い出が書かれたりと、縦横無尽。

病さえ客観視し、「写生」する子規の強靱さを見るのは私だけだろうか。

巻末の粟津則雄の解説が秀逸。
俳句をやっている人はぜひ、また子規という人間に興味がある人もぜひ
読んでほしい1冊である。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
病床の視点で 2004/9/17
形式:文庫
正岡子規を知る上で是非持っておきたい1冊。子規が病魔と闘いながら、何を考え、思い、日々を過ごしていたか垣間見れる本です。幼少や青春時代の面白いエピソードもあり、必読です!!きっと正岡子規をもっと好きになる事でしょう。教科書の正岡子規とは違う、人間味溢れる子規に出逢えるはずです。
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